2023年12月28日木曜日

百人一首の歌と背景


■ 2023-12-29
■ 去る12月15日、大阪・紀伊国屋で、3冊本を買った。
  1. 新古今和歌集
  2. 紫式部集
  3. 一陽来復
■ 百人一首にある歌は、新古今和歌集からも採られているので、見た方がいいかな、とのことだ。
■ 新古今和歌集は後鳥羽院の命により作られた。
■ 真名序、と、仮名序があり、仮名序は、藤原良経が書き、真名序は藤原親経に書かせた。
■ ところが、尾崎雅嘉・百人一首夕話、には真名序は自分が書くものと思っていた菅原為長が恨みに思って良経を殺した等々書かれている。
■ 寝室の天井に潜んでいて槍で刺し殺した等と。
■ 良経は37歳だった。
■ ・・・
■ 百人一首の藤原良経の歌は「きりぎりす・・・」だが、
■ 女っけのない歌だ。
■ 妻が死亡した後に詠まれた歌だとか。
■ この歌にあるような状況の屋敷では忍び込むのも難しくはなかったかもしれない。
■ しかし、

菅原為長 1158-1246
藤原良経 1165-1206

■ 仮に、菅原為長がやったのだとすれば、彼が48歳の時になる。
■ 48歳で人の家に忍び込んで、天井に潜み、帰りを待ち、
■ 槍を持った状態で、寝るまでじっと待っているものだろうか、
■ 天井にいなくても、やる機会はあるだろうから、ちょっとありえない感じがする。
■ ・・・
■ 後鳥羽上皇は新古今和歌集のあと和歌から離れたようだが、この藤原良経の死も原因の一つだったかもしれない。

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