■ 2023-09-01
■ 振り返ってみた。
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■ ついでに振り返ってみた。
詩を作る 心が雪に 眼を覚ます 遊水
橋本遊水・ことのは: 遊水俳句3 (fujino00yuki.blogspot.com)
ひそみきて たがうつかねぞ さよふけてほとけも ゆめに いりたもうころ 八一
吹くからに 秋の草木の しほるればむべ山風を 嵐といふらむ
字解き遊びのようで、今日からみれば何ということもないものだが、こうしたことを歌に詠んで面白がっていたことがむしろ面白い。
万葉集 ・・・漢字ばかりで書かれている古今和歌集 真名序は漢字で書かれている
文屋康秀 小野小町と同時代
藤原定家 鎌倉時代尾崎雅嘉 江戸時代
島津忠夫 現代
馬場あきこ 現代橋本遊水 今日
■ ・・・■ この漢詩の「煙嵐」は日本語的な嵐、荒々しい風ではない。
■ 靄のような状態だ。
■ 漢詩では翠嵐などと使い、緑の山の空気・雰囲気をいう。
■ 日本では「山おろし」という山から吹くような強い風をさしているが、それは「山と風」からなる漢字の形から来ている。
■ 「山おろし」を最初に嵐と呼んだのは、誰だったのか。
■ 文屋康秀のこの歌が、案外、新しい意味合いでの文字の使い方を普及させたのかもしれない。
■ 「山風」を「嵐」といっているだけのつまらん歌だ、とする人も多いかもしれないが、浅薄な見方であろう。
現代風
和風
邂逅(めぐりあい)(1939) ロマンス | 色付き | フルムービー - YouTube
「めぐり逢い An Affair To Remember」サウンド・トラック Sound Track - YouTube
わかれにしその日ばかりはめぐりきていきもかへらぬ人ぞ恋しき 伊勢大輔
世中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平
原爆忌 そのひばかりは めぐりきて いきてかえらぬ ひとぞかなしき 遊水
よのなかに たえて戦の なかりせば ひとのこころは のどけからまし 遊水
■ ある歌を素に詠むことを本歌取りという。