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2025年2月25日火曜日

異国の地

「母国じゃあり得ない…日本社会の○○に感激したわ!」外国人に日本の印象やカルチャーショックを聞いてみた!|【外国人観光客にインタビュー】【海外の反応】

オーストラリア人女性が日本の高校でのカルチャーショックについて話してくれました #外国人インタビュー #shorts #街頭インタビュー

■ 2025-02-25
■ 時々、訪日客とかの動画を見る。
■ まあ、よく見る。
■ 何をもって帰りたいか、と質問する動画がある。↑
  1. 遥かなるもろこしまでもゆくものは秋の寝ざめの心なりけり  大弐三位
  2. 遥かなる異国の地までゆくものは秋の寝ざめの心なりけり  遊水
  3. 憧れの 国に来たとう 人々の 胸に残るや 日の本の国  遊水

2024年9月29日日曜日

白露なる 空の優しさ 羊雲 のんびりゆこうと 我思いけり  遊水

空の色 優しさ感ず 白露かな入道雲も 低くなりたる
■ 私ならばこんな歌になるのかも。
  • 白露なる 空の優しさ 羊雲 のんびりゆこうと 我思いけり  遊水

2024年1月23日火曜日

秋の夜の心配は、遥かに遠い異国の地にゆく、かもしれないコト

■ 2024-01-23



■ 何か気になる。
■ 和歌は、どのような状況のときに詠まれたのか。
■ 時、所、背景がある。
■ 通称、大弐三位、は賢子といい、紫式部の娘だが、親仁親王が後冷泉帝として即位したとき、典待に任ぜられ、従三位に叙せられた。2度目の結婚相手は、高階成章で、彼は太宰大弐になった。その後、賢子は大弐三位と呼ばれるようになった。
■ 夫の任地に同行し、筑紫に二度行っている。
■ 「令和」の文字が採られた、万葉集・巻第五にある、天平二年正月十三日、・・・
  • 時に、初春の令月にして、気淑く風和らぐ。
■ この宴会には三十人以上が集まっている。
■ 天平五年の山上憶良の歌には、遣唐使に献る歌などがある。
■ 大宰府は、いわば、西の都で、貿易上、防衛上、重要なところであった。
■ そして「もろこし」が案外身近に感じられる地であった。
■ 大弐三位の歌に、・・・

  後のたび、筑紫にまかりしに、門司の関の波の荒ふたてば
往きとても おもなれにける 船路に 関の白波 こころしてこせ

■ とあり、船で行ったことが分かる。
■ 母・紫式部は、・・・

  筑紫へ行く人のむすめの
西の海を 思いやりつつ 月みれば ただに泣かるる 頃にもあるかな

  筑紫に肥前といふところより、文をこせたるを、いちはるかなるところに見けり。その返ごとに
あひ見むと 思ふ 心は 松浦なる 鏡の神や 空に見るらむ

■ などと詠んでいる。
■ さて、・・・

遥かなるもろこしまでもゆくものは
秋の寝ざめの心なりけり  大弐三位

■ この、秋の寝ざめ、は丸谷才一のいうような心境を詠んだものだろうか。
■ おそらく違うだろう。
■ ひょっとして、夫が「もろこし」まで行くことになったら、どうしよう、といった現実としての心配ごとではないだろうか。
■ サラリーマンの妻が夫の転勤のことを聞いて思い煩うことに似ている。

秋の寝ざめの心、は
遥かなる もろこしまでもゆく、コトだ

■ ・・・、まあ、そんな感じだ。

2024年1月22日月曜日

諸越、と、唐土。飛び来る 日の本の国 憧れて 何を心に 帰国するらん



■ 2024-01-22
■ 初めて作られたときは、「越えてる」お菓子だったのだろう。
■ 日本のお菓子の伝統的素材は、小豆だ。
■ ごく大雑把にいえば、あんこを型に入れて乾燥し焦げ目をつけたお菓子。
■ 秋田にいたころ、よく食べた。
■ さて、・・・
■ 藤原定家は大弐三位の歌として、「有馬山」を選んだ。
■ 丸谷才一が選んだのは、・・・
  1. 遥かなるもろこしまでもゆくものは秋の寝ざめの心なりけり  大弐三位
  2. 遥かなる異国の地までもゆくものは秋の寝ざめの心なりけり
■ 「もろこし」が出てきた。
■ 2」のように詠み変えてもいいかもしれない。
■ しかし、そこまで言うのか。
遥かなるもろこしまでもゆくものは
秋の寝ざめの心なりけり
■ 秋の寝ざめ、と、もろこし、に何の関係があるのかと思ってしまう。
■ 丸谷才一は、
冷え冷えとした秋の夜、夜半の寝ざめに悩みながら女はあれこれと思ひつづける。その思ひはどこまでもどこまでも果てしない。さながら遠くへだたる漢土にまで達するくらゐに。とすれば、今夜、男のゐる家までその思ひがゆくのは当然のことで、大弐三位はさういふこみいった事柄を一気に詠み下した。
■ 人肌恋しい秋の夜、あるいは、男に飽きられた、のではないかと思えば寝付かれない、そんな感じに解説している。
■ まあ、そういうことなのか、・・・
ロマン派に限らず、遠方の土地に憧れるのは詩情の基本の一つである。
それが昂じたときに生ずる異国趣味はどの国どの時代にもあった。
■ と、彼は書いている。
花の都、パリ
音楽の都、ウイーン
・・・
■ 萩原朔太郎は「ふらんすへ行きたしと思へどもふらんすはあまりに遠しせめては新しき背廣をきてきままなる旅にいでてみん。」などとしにしているが、今は飛行機がある。
■ 海外から日本に訪れる人も多いようだ。
  • とびきたる ひのもとのくに あこがれて なにをこころに きこくするらん  遊水