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2025年2月27日木曜日

いのれども かぜのはげしき はつせやま かんのんさまの こころとどかず  遊水


■ 2025-02-27
■ 百人一首の研究をするのであれば、
  1. 百人秀歌
  2. 百人一首
■ この二つの違いを論じるべきだが、歌を詠む人と、研究者の違いがあるようだ。
■ 歌の心とは何かが一番重要だ。
■ 共通する作者に源俊頼がある。
■ どちらを採るかの藤原定家の判断がある。
■ 百人一首の「憂かりける人を・・・」
■ なぜ、このような表現にしなければならないのか。
■ 歌は本来、相手に自らの心を伝えるもので、勝ち負けを競う言葉遊びとして、
■ これでどうだ、という感じは表面的なものだ。
■ 「祈れども逢わざる恋といへる心をよめる」と詞書にある、千載和歌集・巻第十二、を見ると、恋の歌が色々ある。
■ 中で、この歌は他と違う表現であることが分かる。
■ しかし、私はこの歌は好きではない。
■ この歌のこころを、仮に、私が詠むとすれば、・・・並べ置いてみよう。
  1. うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを 俊頼
  2. いのれども かぜのはげしき はつせやま かんのんさまの こころとどかず  遊水
■ こんな感じでもいいかもしれない。
■ 素直に心を伝えることができるだろう。
■ ・・・
■ 神社や寺は、それを建立する意味がある。
■ 魂を鎮めなければならなかった出来事があったはずだ。
■ それを知ることが大切だ。
■ では、どうだったのだろうか。

2025年2月25日火曜日

年より、の、遊び心

「君王、恒に暴く強くましましき。たちまちに忿起こりたまふときには、朝に見ゆる者は夕べは殺されぬ。夕べに見ゆるものは明日に殺されぬ」
・・・あるいは勃起不能を隠すためかとも疑われるが、とにかく、・・・

■ 2025-02-25
■ ある時、彼は、こんな歌を詠んだ。
  • 卯の花の 皆白髪とも 見ゆるかな 賤が垣根も 年よりにけり
■ この時、彼の年齢は幾つだったか知らないが、まあ、いいじゃないか
  1. 年より
  2. としより
  3. 俊頼
■ 彼は、わざと作者の名前を書かなかった。
■ 遊び心だ。
■ 百人一首の彼の歌は、・・・
  • 憂かりける 人を初瀬の やまおろしよ はげしかれとは 祈らぬものを  源俊頼朝臣
■ ・・・
初瀬
はせ
長谷
泊瀬
■ この歌から、大泊瀬皇子 (おおはつせのみこ) ・日本書紀の記述を思い出す。
■ この連想がよくないのか、この歌は好きになれない。
  1. 百人秀歌
  2. 百人一首
■ 百人一首にはこの歌があるが、百人秀歌にはない。
■ このあたりについては考える必要がある。