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2024年1月21日日曜日

20年 あの人どこに 春駒の 思い出かなし 草千里浜、2024-01-21 訂正



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20年 あの人どこに 春駒の 思い出かなし 草千里浜  遊水


■ 2024-01-21
■ 三好達治も、伊藤信吉も、既になくなり、いないけれど、・・・
■ 三好達治の詩は残っている。
■ そして、現在、阿蘇の山に、草千里浜はある。
■ いろいろな思いも持つ人々も多くいることだろう。
■ google 検索から、動画など、まあ、けっこう楽しめる。
■ 私自身は、中学生の頃の記憶しかないが、・・・
■ ここで、三好達治の詩から、本歌取り的に、短歌をひとつ作ってみた。
■ 詩では長すぎるので、要約した、ということだ。
■ みそひともじ、の短歌は覚えやすいので、・・・
■ この短歌から、三好達治や伊藤信吉、ひいては、現代詩人の作品、また、逆に、和歌にも親しむ人が増えたらいいなと思う。
■ まあ、そんなことを言わなくても、下記にリンクしたように和歌に関心を持っている若い人もいる。

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和歌のことばは 我に響きぬ
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2024年1月20日土曜日

二十年の回憶、と、花吹雪 華やぎすぎる 娘らの 影あゆまする 敷石の路




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花吹雪 華やぎすぎる 娘らの 影あゆまする 敷石の路  遊水


■ 2024-01-20
■ 人により、選ぶモノは違うだろうけれど、・・・
■ 伊藤信吉は、二十年の回憶として、三好達治の詩の、艸千里濱、を選んだ。

艸千里濱

われ嘗てこの國を旅せしことあり
・・・
・・・

若き日のわれの希望のぞみ
二十年はたとせの月日と 友と
われをおきていづちゆきけむ
 
そのかみの思はれ人と
ゆく春のこの曇り日や
われひとり齡かたむき
はるばると旅をまた來つ
杖により四方をし眺む
肥の國の大阿蘇の山
駒あそぶ高原たかはらまき
名もかなし艸千里濱

■ 「詩のふるさと」と言っても、生まれた所と、育ったところ、あるいは、転々として、現在住むところ、など、必ずしも故郷とはどこか、といいきれない場合もある。
■ そんなとき、故郷は、心のふるさと、なのだろう。
■ 阿蘇山には、兄と一度行ったことはあるが、その時は印象的ではなかった。
■ 今、この詩を読んでも、心を打つものはない。
■ ただ、達治の友として、伊藤信吉にとっては何か感じるモノがあったのだろう。