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2025年1月24日金曜日

冬木立人生より道回り道



■ 2025-01-24
■ 昨日は、冬木立人生より道回り道、こんな感じだった。


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■ 安東次男の本の続きだけれど、
  • 花づとめ・季節の歌百三章
■ これを、ぱらぱら、と見ていたら、・・・
■ 「ひとこそみえね」と言う題で、百人一首の、八重むぐら・・・、に関する記述があった。
■ また、他にも、百人一首関係の歌も取り上げられているので、また、そのうち読んでみよう。
■ この本の解説は、向井敏が書いている。
■ 

2025年1月20日月曜日

安東次男、八重むぐら、と、定家としては、百人秀歌が最終稿の話



■ 2025-01-20
■ 今日は大寒か、さほど寒くないけれど。
■ 源氏物語の4番目は、夕顔、だ。
■ 物語性のある章だ。
■ 安東次男・百人一首、47番・八重むぐら・・・、この項にこの夕顔関連の話か出てくる。
■ 安東次男・完本・風狂始末・芭蕉連句評釈・猿蓑・鳶の羽の巻、にある連句だ。

  1. 痩骨のまだ起直る力なき      史邦
  2.   隣をかりて車引こむ      凡兆
  3. うき人を枳穀垣よりくぐらせん   芭蕉
  4.   いまや別の刀さしだす     去来

■ 我田引水的な感じもしたが、安東は、
  • 恋の歌を季(秋)の歌に移しているところも例によって晩年の定家の好みである。・・・合わせるということは、もともとの歌の姿とは別な面白さをそこに発見することでもあるから、そう眺めることもあながち理由のないことではなくて、後世、芭蕉も、猿蓑の歌仙の中でこの歌から恋の余情を汲出してはこんでいる。
■ としている。
■ 安東次男は、1 ~ 3、を上げているが、夕顔を読んで、4、も付け加えてもいいかな、と思った。
■ ここで「合わせるということは」と書いているが、安東の本は「百人一首」という題だが、「百人秀歌」という題で語った方がよかったと思われる。
■ ついでながら、百人一首の成立は
  1. 百人秀歌
  2. 百人一首
■ この順だとされているが、おそらく、そうではなく、・・・
  1. 原本 百人秀歌 藤原定家
  2. 原本 百人一首 後世の編者
■ このように考えた方がよいようにも思われる。
■ 要するに、原本が他に存在したと考えるのが論理的で、安東次男のように、2首づつ対にして捉えるのがよいように思われる。
■ 塚本邦雄は個々の歌に注目して、その作者にはもっといい歌がある、としたが、
■ 安東の歌の解説は必ずしも賛成できない部分もあるが、対にして、考えるという姿勢だ。
■ 私は研究者ではないのでよく知らないが、百人一首の研究は、まだ、初歩の段階かもしれないと思う。視点の誤りがあるのではないだろうか。
■ 百人一首は捨てて、百人秀歌を研究するのがいいように思う。

2025年1月19日日曜日

玉、の話



■ 2025-01-19
■ ささいなことだが、
■ 安東次男がこんなことを書いている。
  • 野の露よりもむしろ水晶の玉に執着があって生まれたような歌だが、・・・
■ ホンマかいな。
■ 安東は、万葉集はあまり読んだことがないのかもしれない。
■ 万葉集に、玉、の歌はたくさんあり、玉、といえば「真珠」のことだとすぐ分かる。
■ 真珠に穴をあけて紐というか糸と言うか「緒」をつけて身につけることも多かった。
■ そして、当時、その糸が切れやすいもだった。
■ なので、玉の緒が、短い命のたとえにも用いられるようにもなった。
■ 女性だと首飾りの糸が切れて「玉ぞ散りける」状況を経験した人もいるかと思う。
■ まあ、いい。
■ 推理は論理なので、・・・
■ ちょっとしたことが推理の素になるのだ。

2025年1月15日水曜日

そんな認識でええんかいな


■ 2025-01-15
■ 近くの散歩道は、学校が休みの日など、野球少年たちが、半数はだらだらだが、はしる、走る。
■ 野球では、といっても、野球に興味はないので、正確ではないかもしれないが、・・・
  1. 空振り
  2. 三振
  3. バツター・アウト
■ などという場面がある、と思う。
  1. からぶり
  2. 空・振り
  3. 振り・ふり
  4. 振る・ふる
■ 漢字で書いたり、仮名で書いたりすると、分かるのだが、・・・
■ 百人一首の絵札を見ると、
  • 千早振る
■ と、書かれているのも多い。
■ これを、チハヤブル、と発音している。
■ 濁らないで、ちはやふる、と発音すればいいのだろうけれど、ブル、と発音している。
  1. ちはやふる
  2. 千早古
■ ふると発音すれば、「振る」でなく「古」という字もあることに気付く人もいるだろうけれど、「古」と言う文字だけでは、古女房と言う言葉もあるが、「ふる」と言いにくいのかもしれない。とにかく、・・・
  1. バス通り  バスドオリ
  2. 通り道   トオリミチ
■ この類なのだ。
■ 安東次男、と、塚本邦雄の本を比較品しながら読んでいると面白い。
■ 安東は、「振る」という文字に惑わされているようだ。
■ 塚本邦雄は、「第一、龍田川が、河川を纐纈にするのは、神代からのことであったらうに、「きかず」は聞こえぬ。」などと書いている。
■ 纐纈、これはあまり聞かない言葉だけれど、・・・
■ 絞り染めかどうかは別にしても、
■ 紅葉というは日本の自然現象であって、1000年経とうが、2000年経とうが、気候は変動するにしても、変わらない。
■ 奈良を794て平安京、1192作ろう鎌倉時代、などと年号を覚えた。
■ 現在、2025年から見れば、今から千年の昔はいつなのか、
■ 在原業平が思っていた、神代、は千年の昔かもしれないが、その頃、今から、ざっと2千年まえも、今と同じように紅葉が美しかったと考えて無理はない。
■ 塚本の言うように「聞かず」というのは、あんたが聞いてないだけやろう、そんな認識でええんかいな、ということだろう。