1034、1757
応答歌
ことのはの うちなるこころ よみがえる
そのうたよみし ひとのこころが
■
- 白露に 風のふきしく 秋ののは つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
- 秋風や 貫きとめぬ 白露の 玉と散りける 朝の光に *
- 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 1034
- 玉の緒よ 心と心 結ぶ糸 忍びきれずに 断ちにけるかな *
- 君が代に あはずは何を 玉の緒の 長くとまでは 惜しまれじ身を 1757
- かへりこぬ むかしをいまと おもひねの ゆめのまくらに にほふたちばな
- かのひとと ともにつかいし このまくら かおをうずめて おもいねるかな *
■ *印、遊水
■ 白洲正子は「私の百人一首」に書いている。
「玉の緒よ」の歌を知っている人は、誰でも内親王の忍恋の相手を探したくなったであろう。
定家はその格好の相手であったというだけで、二人の仲を証拠立てるものは、
何一つ遺ってはいない。
■ ほんまかいな、・・・
■ 残っているでしょ。
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