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2024年2月25日日曜日

夏目漱石・夢十夜、と、禅坊主の話


■ 2024-02-24
■ このまえ、ラジオで、夏目漱石・夢十夜をやっていたけど、
■ 寝ながら聞いていたからよく覚えていない、という。
読んでみるか、あるよ
うん
■ だけど、こんな話、よく書くねえ、という。
■ まあ、夢の話なんだろう。
■ 夏目漱石は、輪廻を信じていたのかもしれない。
■ 夢の中で、100年の時が流れる。
■ さて、
■ ついでに、私も、適当に彼の文章を読んで、こんなのがあるのに気づいた。
■ 鎌倉の禅坊主の話だ。
なんという本ですか
碧眼集。けれど、本はあまり読むものじゃあありません。
いくら読んだって、自分の修行程度しかわからぬから。
■ 次に、・・・
この一句は実にたいせつなことである。
■ と、書いている。
■ まあ、そういうことだろう。
■ 読み書きは基本で、分からないから本を読んで勉強するものだと思っていたが、
■ ある程度の年齢の人には、読んでも分からない、ということなのだろう。
■ 既に、自分の中に定まっているので、人の言葉を受け付けない、というか、
■ ただ、言葉に沿って、読むことができない。
■ だから、百人一首の解説など見ると、よくある。
■ 例えば「枕詞」
■ 枕詞は、のちの学者の分類上の言葉だけれど、・・・
■ 夏目漱石は聡明な人だから、なんのことなく、こんな俳句を作っている。
■ 最近読んだ、小池昌代・百人一首、でもそうだ。
■ 百人一首を、・・・
  • いくら読んだって、自分の修行程度しかわからぬから。
■ まあ、そういうことかもしれないな、と思いながら、
■ 馬場あき子の「百人一首」も読んでみた。
■ ・・・
■ ついでに、・・・

2023年9月25日月曜日

秋立つや千早古る世の杉ありて  漱石

漱石俳句db 877  ひやひやと雲が来る也温泉の二階: 夏目漱石俳句集 (seesaa.net)
■ 参考
香椎宮 - Wikipedia
香椎宮 kashii-gu - YouTube
 
■ 2023-09-25
■ 書斎のパソコンでブログを書いていたら、・・・
■ 「ひやひやと雲が来る・・・」漱石の俳句、25日付の子規に送った手紙にあるんだって、などと、ABC放送の気象予報士・清水さんが言ってるよ、という声が聞こえた。
■ 夏目漱石全集を見ると、

舟後屋温泉
ひやひやと雲が来る也温泉の二階

■ この時はたくさん送っている。
■ そのなかに

香椎宮
秋立つや千早古る世の杉ありて  漱石

■ こんな句もある。
■ 百人一首の解説では「ちはやぶる」としているのがほとんどだが、
■ 夏目漱石は「ちはやぶる」ではなく「ちはやふる」と理解していたことが分かる。
  • ちはや
  • もはや
■ これについては、何度も書いた。
■ 百人一首の業平の句は、当然、神代、につながるのだから、千早古る、なのだ。
■ 夏目漱石はちゃんと分かっていたんだな、と改めて感心した。