■ 2025-09-03
■ 古今和歌集・巻第九
羇旅歌
唐土に月を見てよみける
あまの原ふりさけみれば、春日なるみかさの山にいでし月かも 阿倍仲麿
この歌は、「昔なかまろを唐土にものならはしにつかわしたりけるに、あまたの年をへて、え帰りまうでこざりけるを、この国より又つかひまかりまうでけざりけるにたぐいて、まうできなむとていでたちにけるに、明州といふところの海辺にて、かの国の人むまのはなむけしけり。よるになりて月のいとおもしろくさしいでたりけるを見て、詠める」となむつたふる。
隠岐の国にながされける時、舟にのりていでたつとて京なる人のもとにつかはしける。
わたの原八十島かけてこぎいでぬと、人にはつげよあまの釣舟 小野たかむら朝臣
■ どちらも遣唐使関係だ。
■ 阿倍仲麻呂の歌は百人一首では、7番目にある。
■ 小野篁の歌は、11番だ。
■ なぜ離れているのか。
■ というのも、万葉秀歌では、6番と7番に続けてある。
■ この方が分かりやすい。
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