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2024年9月13日金曜日

これやこの 来るも帰るも 集いては 知るも知らぬも ハチ公の前  遊水 2024-09-15


■ 2024-09-13
■ 机の上に小さなメモ用紙が散らばっている見るとつまらんコトを書いていた。
■ しかし、こんなクズから何かが出てくるかもしれないと思い書き留め、
■ 机のごみを捨てた。
コスモスや 峠の駅の 時刻表
帰り来ぬ マリリンモンロー ノーリターン
ウィルスを 思いのままに 操作する そんな奴らが いるのだそうな

■ さて、先日、「知るも知らぬも」の歌をどこかに書いた。
■ なんか色々出て来る。こんなに何かを書いたような気がしてなかった。
■ この頁だけでよかった。
■ 最後の「東京の街」の部分だが、最初、新宿より渋谷がいいかな、と思っていたが、うまくまとまらなかったのを思い出した。
■ そこで、もうひとつ
  1. これやこの 来るも帰るも 集いては 知るも知らぬも 東京の街
  2. これやこの 来るも帰るも 集いては 知るも知らぬも ハチ公の前  遊水
■ これだと、訪日客にも伝わるような気がした。

意識して 春夏秋冬 四句八句 できも不出来も 書き留めてゆく  遊水
これやこの カルタ遊びの 百人首 知るも知らぬも 競い合う席

■ 百人一首を素に本歌取り的に短歌を作るのも勉強になる。
■ 百人一首がわかるようにするためには、初句をそのまま使うのがいいかも。
■ しかし、なかなかうまくゆかない。
  1. 06番 カササギの 渡せる空の 天の川 手を取りあえば 夜ぞふけにける
  2. 10番 これやこの 来るも帰るも 集いては 知るも知らぬも ハチ公の前
  3. 14番 みちのくの おくのほそみち 光堂 こころしずかに 明日を祈りて
  4. 15番 君がため バレンタインの チョコレート コートの袖に 雪は降りつつ 
  5. 17番 千早古光源氏野物語紫式部柿綴止波
  6. 35番 人はいさ 心は知らず 故郷は 丘の水場に 小鳥飛び来る








2024年1月18日木曜日

和歌と自由詩、本歌取り



■ 昭和23年、三好達治は福井地方で大地震に会い、家財を失った。
■ 昭和27年、三好達治、52歳。「朔太郎の一面」を書いた。
■ 昭和38年5月14日「萩原朔太郎」を書く。
■ 昭和39年、64歳で死亡。
■ 三好達治の詩は好きなのがあるので、また、いつか書くことにしよう。
■ ・・・
■ さて、和歌には本歌取りという作り方がある。
■ いい歌を取り込んで自分なりに詠むのだけれど、まあ、ある程度、ではあるが、・・・
■ 本歌取りで、言葉の継承がなされる。
■ つまり、言葉で表される心、が伝えられてゆく。
■ 丸谷才一は、萩原朔太郎の「山に登る」は百人一首の「有馬山」と関連付けたのではないかというようなことを書いているが、・・・
■ そうなんよ、
■ と、こんなことを書くのは、最近、小池昌代訳・百人一首、をみてたら、・・・
■ なに、これ、・・・
■ 自由詩にすることの意味がよく分からない。
■ 朔太郎の場合、意識したかどうかは知らないが、興味深いものがある。
■ 和歌の場合、応答歌、という感じで、一般に詠ませるものでない場合も多い。
■ 相手に分かればいいので、状況の説明はいらないことも多い。
■ 詞書で補うこともあるし、
■ ひとつだけでなく、連作してもよい。
■ また、相手からの歌と並べることで、物語性も出てくる。
■ 丸谷才一は、朔太郎の詩を置き、次に、「有馬山」の歌を置いている。
■ 一応、本歌取り的であれば、先に、「有馬山」を置いて考える方が分かりやすい。

有馬山 
山の頂上にきれいな草むらがある、
その上でわたしたちは寝ころんでゐた。
眼をあげてとほい麓の方を眺めると、
いちめんにひろびろとした海の景色のやうにおもはれた。

猪名のささ原 
風吹けば 
空には風がながれてゐる、
おれは小石をひろつて口くちにあてながら、
どこといふあてもなしに、
ぼうぼうとした山の頂上をあるいてゐた。

いでそよ人を 
おれはいまでも、

忘れやはする
お前のことを思つてゐるのだ。

■ ざっと、こんな感じか。
■ 自由詩とは、なんと不自由なものか、どれほど言葉を費やせばいいのか、という感じになる。
■ 「山の頂上にきれいな草むらがある、」ではどこか分からん。
■ 一方、・・・
■ 「有馬山」は二人にとって思い出の場所だったのか、あるいは、相手のコトを事を意味する言葉だったのか、二人で有馬温泉に行った、ということかもしれない。
■ また行こうよ、有馬温泉、・・・
■ それはどうでもいいことなのだが、・・・

有馬山
いなの笹原

■ これだけで説明されている。

否、
なによ、今更、嫌よ

■ ということが、はっきりと、相手に分かる、ように詠まれている。
■ これが和歌のよさだ。
■ 小池昌代の自由詩を並べ置いてみようとは思わない。
■ 本歌取り的ではなく、つまり、彼女の詩ではなく、単なる説明文だからだ。
■ 解説本など、今までたくさんあり、
■ 新鮮さがない。
■ 蛇足ながら、・・・
■ 全く、蛇足だけれど、・・・

なによ、なにが、有馬温泉よ
♨、好きだから、行きたくなったら、行くけど、
なにも、あんたと行かなくてもいいわよ

■ と、まあ、紫式部の娘が、当時、行ったかどうか定かではないが、・・・
■ 火山列島の日本は、湯けむりと硫黄の臭いで、昔から、発見、利用されてきたのは確かだ。
■ 万葉集などの歌にも温泉は出てくる。


2023年8月4日金曜日

G9Ⅱ?  よのなかに たえて戦の なかりせば ひとのこころは のどけからまし

■ 2023-08-04
■ ↑、ふうむ、・・・
■ 最近、カメラに関心がなくなってきた、が、まあ、どんなものが出るのか、・・・
■ G9 のシャッターボタンとか電源スイッチのいい加減さ、とか
■ 200 mm F2、とか、100 - 400 mm のレンズとかは、実に半端だった。
■ Panasonic の経営思想とかも疑問だ。
■ 年末だとしたら、秋の渡りには間に合わない、な。


■ 2023-07-20

わかれにしその日ばかりはめぐりきていきもかへらぬ人ぞ恋しき  伊勢大輔
世中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし  在原業平

■ 業平や伊勢は1000年以上前の人だ。
■ この人たちの歌が現在も残っている、これが日本の文化の一面だ。
■ こうした歌にどんな心が詠まれているか、それを知り、自分なりに何か短歌を作ることが文化の継承のあり方のひとつだ。

原爆忌 そのひばかりは めぐりきて いきてかえらぬ ひとぞかなしき  遊水
よのなかに たえて戦の なかりせば ひとのこころは のどけからまし  遊水

■ ある歌を素に詠むことを本歌取りという。