■ 物語をどう書き進めるか、現実を投影再構成するのだが、その現実は物語を読む人の住む狭い世界なので、互いに作用し、物語により現実は変化してゆく。実像と虚像の重なりが作者の思いとずれてゆく場合、その物語をどう展開するか、それが問題だったのかもしれない。
紫の 才気あふれる 人の手に 恋のみなもと 光かかやく紫の 悩みふかまり 光消す 恋はすれども 愛のなければ
■ 立ち現れる地位や性格の違う人々の心を歌として表現し描き分けるが、言葉と行動は必ずしも一致しないところに、虚実性が表面化する。
- 世の中の人の思いはあわれなる思いの外に時は流れて 遊水
■ ・・・
■ 先に小倉・百人一首について書いているとき、紫式部の悩みは何かということで、そこから離れてしまった。今更、源氏物語を読み通す時間はない。
■ 経済的自立性を持ちにくい時代故に、文才を生かすことになったのだろうが、・・・
2024-06-30 吹田市
2024-06-30 吹田市
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