■ 2024-10-14
■ 先にこんな頁を書いた。
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2024-10-10
■ もう少し、書き足してもいいかと思う。
■ 白洲正子・私の百人一首・新潮選書、にこんなことが書かれている。
64 権中納言定頼定頼は和歌だけでなく、書もよくしたと聞く。が、子式部内侍をからかったのでもわかるとおり、父親の公任に似て、いくらか軽率なところがあったらしい。
■ なるほど、なるほど、だ。
■ そこで、小倉・百人一首の歌の並びを見ると、・・・
60 子式部内侍61626364 権中納言定頼
■ ところが、百人秀歌を見ると、・・・
66 大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天橋立 子式部内侍
67 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらわれわたる瀬々の網代木 権中納言定頼
■ このように関連する者を並べ置いている。
■ 子式部内侍と定頼の物語を知っている人は、なあるほど、と思うだろう。
■ しかも、公任とこの定頼の間に七人の女性の歌がある。
■ うまく配列していると感心するのだ。
■ このことも合わせ考えると、やはり、百人一首より百人秀歌の方が定家の意図に沿っていると考えられる。
13/26 参照
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