■ ちょっと、ぶんがくこのみち、とも読めるこの碑の前で、かわるがわる写真を撮った。
■ 2023-11-11
■ 11月11日が、鏡の日というのは、向かい合っているからなんだな、とキーボードを打ちながら思った。
11月11日
■ 今朝の日本経済新聞に井伏鱒二の没後30年の記事があった。
■ 「山椒魚」はつげ義春の漫画で知った。
■ 「厄除け詩集」は1992-06-30、第6刷を買って読んだ。
■ 小説も文学全集の中にあったのを何か読んだ。たしか、釣りに関することだった。
■ 新聞記事では「厄除け詩集」にある詩を2つ載せていたが、・・・
- 松下緑著・読んで楽しい七五訳・漢詩に遊ぶ、2006-07-25、第1刷に、・・・
■ 中國文学研究者の土屋泰男の論文を上げ、
■ 1725年生まれの潜魚庵の訳詩の引用であることなど、
■ 原文と比較しながら説明されている。
■ まあ、要するに、井伏は父親の机の引き出しにあった訳詩をそのまま自分の作として取り入れた、という感じだ。
■ この本の解説は、フレディー松山という人で、林芙美子との講演の、・・・
帰りの船の甲板で海を見ながら、林が井伏にこう声をかけた。「井伏君、さよならだけが人生よね」・・・
■ などと書いている。
■ 林芙美子ならではの言葉だ。
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■ 新聞で取り上げていた詩をふたつ拾ってみよう。
もんのそとには なにがあるはるのいぶきが みちているけれどかたらう とももなくひるのひなかに さけのんだ
出門何所見 春色滿平蕪
可嘆無知己 高陽一酒徒 田家春望 高適
■ ・・・
わかれのさけだ さあのもうおれのさかずき うけてくれはなにあらしは つきものださよならだって じんせいさ
勧君金屈巵 滿酌不須辭
花發多風雨 人生足別離 勧酒 于武陵
■ 松下緑さんは次のように訳している。
金のさかずきひといきにほして返してくれたまえ花がひらけばあめかぜに人はわかれてゆくものを 松下緑
■ 松下緑は、・・・
「サヨナラ」ダケガ人生ダ 、の井伏鱒二の一句は、井伏さんの弟子、太宰治が愛唱して世に広まった。・・・(太宰治は)「グッド・バイ」を書き出してまもなく、心中して果てた。
■ と書いている。
■ 以前、何度か、どこかに、「厄除け詩集」について書いたように思う。
■ 今ここで、それらを振り返ることもない。
■ 人それぞれに捉え方があると思うが、・・・
■ やはり、自分なりに自分の詩として書くのがよいように思う。
■ 漢詩は定型詩だ。訳詩も定型にするのがよいように思う。
■ 井伏鱒二の詩は、もはや、ほとんど無視していいように思う。
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