2024年2月14日水曜日

田渕句美子・百人一首、を興味深く読んだ

■ この映画は見たことなかった。
■ 面白くは無かったが、グランドキャニオンのさびれた金鉱の町が舞台だ。
■ これを見た後、Alvarez Kelly があること気づいた。
■ 映画の頁にリンクした。
■ そして、見た。面白かった。

■ 後で聞いてみよう。

■ 2024-02-15
■ 先日買った、田渕句美子・百人一首を興味深く読んだ。
■ ところで、秘仏、秘宝、秘伝、口伝、などと言う言葉がある。
■ 藤原定家にとって、最大の宝物は何だったのか。
  • 百人一首
■ これは、自らの歌が最高であることを示すものであった。
■ 定家の歌が万葉集を素に作られていて、
■ 百人一首は万葉の時代から、後鳥羽院・親子の歌に及んでいる。
■ その500年以上の歌と作者や時代背景について知っている定家は歌を並べることで物語を作り上げた。
■ 田渕句美子は、・・・

このような物語化は、定家の時代から下って、平安王朝の影の暗闘も、後鳥羽院・順徳院の悲劇も、はるか遠い昔の記憶となった頃にこそ可能だったのではないだろうか。

■ と書いている。
■ 後鳥羽院・順徳院の諡号は定家の時代にはなかったから、ということから論じているが、
■ 名前は無くとも歌はあった。
■ 後鳥羽院とその歌を、どのように評価するかだが、定家にとって、自らが最高位であることを示すためには、後鳥羽院の歌が必要だった、とみるべきだろう。
■ 定家は、万葉集の歌が存在することを知っているのだから「百人一首」として自らの歌が、後々まで残り知られることは当然意識していたと考えてよい。
■ 物的証拠として「百人一首」がなかったとしても、「百人秀歌」から再構成することを、
  • 言い残していた、
■ ・・・と考える方が自然だと思う。


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