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2024年4月8日月曜日

キジ、を例に、・・・


■ 2024-04-08
■ 一昨日、ルリビタキを撮ったとき、淀川河川敷に行った人と話をしながら歩いた。
■ 左岸は、なんもあらへんで、木は伐られて、・・・
■ 野鳥通りなんて、スカスカや、・・・という感じ。
■ 以前、枚方駅で下車し、御殿山、牧野まで、何度も歩いたことがある。
■ 逆の道順に歩いたこともある。
■ 三島江あたりは何度も行ったが、
■ 右岸は、電車の駅が遠いこともあり、何度かしかない。
■ で、木は伐られていても草はあるのではないだろうか、・・・
■ キジは、昔、淀川河川敷でよく撮った。
■ 最近は撮ってないような気がするが、ブログ内検索してみた。
■ これらの頁に写真はない。
■ ・・・

2006-04-25    10:49:17

高槻市・芥川


■ 振り返ってみよう。
2008-06 後 野鳥 (archive.org)
2009-04 前 
2011-04 後
2011-03 末
■ この頃からは行ってないのか、

キジ、戦い (fc2.com) ‎2011‎年‎4‎月‎21‎日、‏‎13:27:58 淀川・枚方・御殿山・牧野
■ ブログ以前は、検索しにくい。
■ この「キジ、戦い」の頃は、私も行動が活発だったかもしれない。
■ キジは北千里でも、近くで撮ったことがあるが、今はどうだろう。
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2023年12月7日木曜日

ヤマドリ、と、キジ、の話

小池昌代・百人一首・河出文庫 - Google 検索 画像、この本は勧めない。

■ 2023-12-07
  1. 山鳩
  2. 雉鳩
  3. いわゆる
■ この3つの言葉がある。
■ いわゆる、という言葉の意味は、「世にいわれている。世間でいう。」ということだけれど、・・・
  1. 山鳩 いわゆる 雉鳩
  2. 雉鳩 いわゆる 山鳩
■ これはどちらが「いわゆる」の用法として正しいか。
■ よく知られている方が後にくる。
■ 会津八一の紀伊子への鎮魂歌に、・・・
  • やまばとの とよもすやどの しずもりに なれはもゆくか ねむるごとくに  八一
■ こんなのがある。
■ 八一は「山鳩」は知っていた。
■ おそらく、山鳩の方が雉鳩より、一般的な言葉だと思う。
■ だとすれば、
  • 雉鳩は いわゆる 山鳩である
■ という文はまともだ。
■ 逆は、誤った用法だと思われる。
■ もちろん、どちらも知らなければ、どうしようもない。
■ さて、今日は、昼食後に梅田に出てヨドバシカメラに行った。
■ 無駄足だった。
■ 南千里までの帰りの電車に乗る前に、Book1st.で一冊本を買った。
  • 小池昌代・百人一首・河出文庫・2023-12-10、800円(税別)
■ 最近文庫化されたようだ。
■ 電車の中でちょっと読んだ。
■ スカだ。
■ なぜ、スカ、即ち、滓本かというと、・・・
■ こんな文章がある。

山鳥とは、日本の固有種でいわゆるキジのこと。
写真で見ると、眼のまわりが真紅に彩られた美しい鳥だ。

■ なるほど、小池昌代おばさんは「山鳥」の写真は見て、キジの写真は見なかったのか。
■ キジも目の周りは赤い。ヤマドリも目の周りは赤い。
■ google 検索してみればすぐわかる。
■ 山鳥はどんな鳥だろうと検索したのだろう。
■ 雉は知っているつもりで検索しなかったのか。
■ 雄の尾羽はどちらも長い。
■ 全く違う鳥なのに、そして、どちらも日本の固有種であるのになぜこんな書き方になるのか。
■ いわゆる、コウライキジという種がいる。
■ これは、Wikipedia によれば、

コウライキジ(Phasianus colchicus)は30の亜種に分けられている。ユーラシア大陸に広く分布するコウライキジに対して、日本列島には日本固有種のキジPhasianus versicolor)が生息する。
versicolor は、ラテン語で「色変わりの」を意味する

■ コウライキジは、英語ではcommon pheasant といい、世界的には標準とされ、
■ 日本の固有種であるキジは英語では、Green Pheasant、とか、Japanese Pheasantと呼ばれる。
■ ついでながら、いわゆるコウライキジはシャーロックホームズにも出てくる。
■ 雉はキギスなどと呼ばれ、今、河川敷とか平地でよく見られる。
■  山鳥は英語ではCopper Pheasant 日本では山に棲息するので山鳥として昔からよく知られていた。
■ キジもヤマドリもキジ科の鳥であが、山鳥の方が見られるのはまれだ。

山鳥は雉と同様に日本の固有種で、平地に棲息するキジとは違い山に棲む。
写真で見ると、体全体が茶系の鳥で眼のまわりが真紅に彩られている。

■ 例えば、こんな書き方の方がいいかも。
■ 彼女は詩人だそうだが、詩人と言うのは、思い込みが激しいようだ。
■ なので、小池昌代ばあちゃんの、この本は「スカ」即ち「カス」だと断定した。
  1. 山鳥を雉だとしている
  2. 雄の尾羽はどちらも長い、まあキジ科だが雉ではない。
  3. いわゆる、という言葉の用法が誤り
■ 解題を書いている人とか、出版社のふたりの人は、批判的な、即ち、常識人としての眼をもってないように感じられる。
■ インターネットの普及している世の中、・・・
■ もう少し何とかならんものか。
■ 税込み 880円で買ったので、まあ、一応、ざっとは読んでみよう。
■ 他山の石なのだ。
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2007-06-15   14:24:38

箕面市・白島





2024年7月14日日曜日

ヤマドリの話




■ 2024-07-14
■ 今朝の日本経済新聞に、長谷川櫂・山鳥の庭、に俳句があった。
山鳥の金の尾を曳き行く春ぞ  櫂
■ どうと言うことのない句だ。

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2007-06-26   16:09:24

箕面市・白島


■ 横浜に行った時だったけれど、いつだったか、
■ 分からなかったので、

‎‎‎‎‎‎2012‎年‎5‎月‎25‎日、‏‎12:41:34  よこはま動物園・ズーラシア

■ この前後だったと思う。

■ オナガを撮った公園で、みんな高尾山?にヤマドリ撮りに行っている、と聞いた。
  • 放鳥なのにね、と
■ キジの放鳥はよく聞く。
■ ヤマドリは秋田で放鳥されている、とどこかに書いた。




■ ついでに



2024年2月23日金曜日

今井通子、と、鳥の名前、のこと

Maeda's Cracker CM (youtube.com) ・・・懐古趣味


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■ 2024-02-23
■ 昨日は、鳥見散歩に出る前に、・・・

■ 2024-02-22
■ 今朝の日本経済新聞・私の履歴書・今井通子、に
チベット側からインドに飛ぶカマンクルという鶴の仲間を見たという。
この鳥が飛ぶと2週間以内に冬が来るとされている。
■ こんなことが書いてあった。
■ カマンクルで検索しても出てこない。
■ アネハヅルの話は聞いていた。

■ こんな話を書いて、いろいろ動画を見た。
■ 結構楽しめた。
■ 今朝は、起きて、図説・鳥名の由来辞典、↑、を見た。
■ あねはつる、あねわつる、の項目に江戸時代の図とともに解説がある。
■ また、関連項目として、しろつる、しろたつ、がある。
■ これに関しても図付きで解説されている。
■ ソデグロヅルのことだ。
今井通子、これなんて読むのかな
みちこ、でしょ
■ と、うちの者が言う。
■ 人の名前は読めないことも多いし、聞いてもすぐ忘れる。
■ それが、だんだん、ひどくなる。
■ 鳥の名前も忘れていることも多い。
■ それは思い出すきっかけとして何かがあると記憶しやすい。
  • カランクルン
■ この鳥の名前は、ネパールではそう発音されているだろうが、元々は英語からきているのだろう。
■ どうかな。
  • Common Crane
■ 以前、シャーロック・ホームズに雉猟の話が出てきて興味をもって調べたことがある。
■ イギリスでの、キジ、は日本で言えばコウライキジのことだ。
■ 日本の雉は、日本の、キジ、で、これが当たり前田のクラッカーだが、
■ 英名では
Common Pheasant
■ ということだ。
Common Starling
■ ホシムク、にしてもそうだし、・・・
■ この、common、というのは何なのかね、といつも思う。
■ 何が標準か、
■ 言葉として、どちらが先か、今では、クレーンは建設機器として想像する、ツルではなく、使い分けているところが日本語の良さであるのかもしれない。
■ 道具の、つるはし、・・・
■ 外来語のよくなさもある。
■ 例えば、爆弾ではないけれど
ガスボンベ
gas cylinder
■ ・・・
■ まあ、今回は、名前の話、というか、ことば、の話で
■ 野鳥の写真は日常的に撮るが、私の関心は、・・・
■ 俳句や短歌といった「ことば」の方にある。

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■ それから、蛇足ながら、・・・
  • この鳥が飛ぶと2週間以内に冬が来るとされている。
■ このような記述は認識の誤りということだろう。
■ されている、ではない。
■ 鳥の方が冬が来るのを知っているので、渡り、があるのだ。
■ 追記、今朝の、私の履歴書、を見ると、名前に振り仮名があった。
■ 注意散漫を反省。


2024年4月8日月曜日

過去の頁を参照する方法

■ 2024-04-07
■ この頁で、キジについて過去の頁を検索した。
■ ブログ以前は、検索しにくい。
■ そのため、この頃、↓、このような頁を作ったが、
■ 完成する前にこのような方法で作れなくなった。
■ ついでに、カケス、について検索すると
  1. カ行 | はるなつと すぎさりゆけば あきのいろ 
  2. マウス・右クリックすると、幾つか表示方法が現れる。
  3. リンクを分割画面分割ウィンドウで開く、で表示すると、・・・


■ 過去の頁が表示されるが、
■ 関連サイト
■ これらの内、古いものについては未完成になっている。
■ それは、例えば、・・・
■ この頁で分かる。
■ この頁の画像はリンクが切れているので、・・・
■ 上記「 1 」の、復活・野鳥とホームページ、を再度検索するコトになる。
■ ヤフーのジオシティーがなくなり、「野鳥とホームページ」見られなくなったことから
■ リンクが切れてしまったのだが、「復活」したのでWeb上でも利用可能となった。
■ ただし、このサイトから「 2 」「 3 」の頁に移動しても、移動先については
■ 一見、移動したようでも、実質的に移動していない。
■ 「 2 」「 3 」を再度表示しなければならないので、厄介だ。
■ また、カササギ、を検索すると
■ このように五十音順に並べ替えたリストになるので、選択クリックすることになる。
■ こうした頁は、excel を使い並べ替えして作ったモノだが、
■ 先にも記したとおりブログが受け付けなくなった。
■ おそらく、私のサイトだが、同一人物でないと判断したのだと思われる。
■ 現在では、動画も同様にみられなくなる。
  1. 遊水・野鳥の世界・動画編
  2. 野鳥YouTube
■ これらに移って、選択しなければならなくなっている。

関連サイト
復活・野鳥とホームページ
野鳥と俳句
遊水・野鳥の世界・資料編
春の風
夏の光
秋の色
冬の音
あれこれ
ことのは
時は今
その他、関連サイト
遊水・野鳥の世界・動画編
野鳥YouTube

■ これらは独立したモノだが、全て私のサイトだ。


2024年1月14日日曜日

気になる記述、井上靖・猟銃、追記





■ 2024-01-15 追記
■ と、途中迄書いたが、鳥見に出た。
■ 2024-01-14
■ 昨日は、たまたま、夕刊に井上靖の小説に関する記事があったので、・・・
■ 彼の散文詩を取り上げた。↑
■ 一応、小説の方もざっと見た。
■ 彼は新聞記者だったので、読者に興味ある題材として「猟銃」を書いたのだろうが、・・・
■ 詩、も、小説も、何か作りモノである感じがすると、冷めてしまう。
  1. 散文詩・猟銃
  2. 小説・猟銃
■ 小説では、多少具体的な感じで、書き換えられていて、そこがちょっと気になる。
その人は大きなマドロスパイプを銜へ、
セッターを先に立て、
長靴で霜柱を踏みしだき乍、
初冬の天城の間道の叢をゆっくりと分け登って行った。
二十五発の弾丸の腰帯、黒褐色の革の上衣、
その上に置かれたチャアチル二連銃、
生き物の命断つ白く光れる鋼鉄の器具で、かくも冷たく武装しなければならぬものは何であらうか。
■ 箇条書き風に書き改めた。
■ まず、パイプ、これはないだろう。
■ 動物は音やにおいに敏感だ。
■ また、山火事の原因にもなる。
■ 次に、二五連発も必要なのか、必要だとしても、ベルトはどうか、
■ 黒褐色は普通はない。誤射を防ぐための色にするだろう。
■ 狩猟対象にもよる。
■ 天城の間道を、登、・・・水鳥ではなく山にいる鳥か?、
■ しかし、キジやコジュケイなどなら平地だろうから、ヤマドリ狙いか、分からん。
■ セッターは対象を追い出すために使われる、としたら、何を目的にしているのか。
■ 「革の上衣、その上に置かれた」これはないだろう。
■ 普通、銃を携行するとき、二連銃なら肩には担がない。
■ 脇に抱え持つ。
■ 足を滑らす、踏み外したときの安全など考えるはずだし、・・・
■ こんなことが気になると、小説の筋立ても何か嘘くさく感じてしまう。
■ ただ、
  • 「薊をぱっと大きく織出した納戸の結城のお羽織」
■ を効果的に演出している。
■ 33歳の人の13年前、の記憶、つまり二十歳のときに結婚したときの出来事が書かれている。
■ いかにも新聞記者的な筋立てで、面白くないコトもないので、いろいろ些細なことにこだわらなければ、まあ、面白く読み直すこともできるのかもしれない。
■ 仮にこの材料で書き直すとしたら、どうだろう。
■ 井上靖の詩の方は次のようになっている

なぜかその中年男は村人の顰蹙を買い、彼に集まる不評判は子供の私の耳にさえも入っていた。ある冬の朝、私は、その人がかたく銃弾の腰帯をしめ、コールテンの上衣の上に猟銃を重くくいこませ、長靴で霜柱を踏みしだきながら、天城への叢をふっくりと分け登ってゆくのを見たことがあった。 それから二十余年、その人はとうに故人になったが、その時のその人の背後姿は今でも私の瞼から消えない。生きものの命断つ白い鋼鉄の器具で、あのように冷たく武装しなければならなかったものは何であったのか。私はいまでも都会の雑踏の中にある時、ふと、あの猟人のように歩きたいと思うことがある。ゆっくりと、静かに、冷たくーー。

■ しかし、私が書き直すことはない。
■ 百人一首のいくつかの歌に作者の思いなどを考える方がいい。
■ 蛇足ながら、・・・
■ 河盛好蔵が解説を書いている。
■ 「みどりの手紙」が一ばん作為のあとが見えすぎて、・・・
■ と書いているが、
■ ガラス戸に映った背後の男が銃口を自分に向けているのに気づく場面、これが一つの山だ。
■ もともと小説の虚構性をどう表現するかだから、この場面を一番書きたかったのではないだろうか。
  • ■ 2024-01-15 追記
■ 途中迄書いたが、鳥見に出た。
■ 続きを書いておこう。
■ まず「詩・猟銃」があり、それを「小説・猟銃」に仕立てた。
■ 表現は多少違うが、
あの猟人のように歩きたいと思うことがある。ゆっくりと、静かに、冷たくーー。
■ この部分は変わりない。
■ 即ち、肯定している。

 その後、都会の駅や盛り場の夜更けなどで、私はふと、ああ、あの猟人のように歩きたいと思ふことがある。ゆっくりと、静かに、冷たく--。そんな時きまって私の瞼のなかで、猟人の背景をなすものは、初冬の天城の冷たい背景ではなく、どこか落莫とした、白い河床であった。そして一個の磨き光れる猟銃は、中年の孤独なる精神と肉体の双方に、同時にしみ入るやうな重量感を捺印しながら、生きものに照準されたときには決して見せない、ふしぎな血ぬられた美しさを放射しているのであった。

■ なんか、恰好つけている。
■ 賛美している。
■ なにが、「ふしぎな血ぬられた美しさを放射しているのであった。」なのかと思う。
1949年 - Wikipedia (昭和24年)
■ 時代の社会的背景も考慮しないといけないだろうが、現代でもありそうな、いわば普遍的コトであり、短編なので、すぐ、読めるから、読んでみてもいいように思うが、
■ 井上靖の捉え方、というか、人生観には、疑問がある。
■ 「中年の孤独なる精神と肉体の双方に」スタンプするものとして、・・・
■ 「猟銃」以外に考えられなかったのか。
■ 「中年の孤独なる精神と肉体」など、特別なものではない。
■ 私は「あの猟人のように歩きたいと思ふことがある。」などとは思わない。
■ ・・・まあ、それは人それぞれで、勝手といえば、かってだけれど。

2024年5月19日日曜日

アイデンティティー、とは


A beleza dos Faisões e suas vocalizações na natureza (youtube.com) ポルトガル語、キジの美しさと自然の中での鳴き声


人は詩人や小説家になることができる。だが、いったい、批評家になるということはなにを意味するであろうか。(本文)
中原中也、富永太郎らとの交友関係、未発表の書簡や広汎にわたる資料を駆使して、小林秀雄の批評の成立、構成、その精神に迫る。『夏目漱石』『作家は行動する』などで出発した批評家江藤淳の自身への問いは、確固たる地位を築く記念碑的評伝となった。
アイデンティティー  ブログ内「ラベル」検索
小林秀雄 考えるヒント - Google 検索  解説・江藤淳

■ 2024-05-19
■ 今日は気象庁の「今後の雨」を見ると、そこいら散歩には向かない天気のようだ。
■ 先日、
■ この頁で、カフカ「城」が取り上げられていた。
■ 読んだことはない。
■ なので、気に留めていなかったが、昨日、
  • 江藤淳・アメリカと私・城 --- 死と蘇生、および自動車のこと --- 全く大学は「城」であった。つまり、それは、カフカの小説に出て来るの不思議な「城」に似ていた。・・・
■ この章を読んでいると、

なしくずしの自己喪失をまぬがれようとするなら、私は自分の批評家という同一性を固執しなければならない。しかし、私の場合、この同一性は、ひとつには言葉の障壁のために、それ以上に二つの文化の異質性のために、米国の社会で何の機能も果たさないのであるから、固執しようとするかぎり私はこの社会では死んでいるのである。

■ こんなことを書いている。
■ 江藤淳「小林秀雄」が新潮社文学賞受賞を受賞したのは昭和37年・1962年、29歳の頃の話だ。
■ ここで、彼は、同一性、にアイデンティティと振り仮名している。

作・家
小説・家  筆名、ペンネーム
批評・家
評論・家
書・家 
写真・家
画・家
音楽・家
作曲・家 or 作曲・者

詩・人 
俳・人  俳号
歌・人  
茶・人
 
作詞・者
記・者
演奏・者

歌・手  芸名
運転・手

舞・子
踊り・子
・・・
・・・

■ 号、雅号、
■ 道人
■ 日本には、雅号というモノがある。
■ 私は「遊水」という号を用いている。
■ 油絵を描いているときは、別のサインをしていた。
■ 俳句を作るとき、短歌を詠むとき、文章を書く時、だいたい、「遊水」だ。
■ 例えば、小説、文芸作品、論文、政治、社会、思想、に関してその内容ではない。
■ 言葉に関心があるので、その「ことば」に関して、真実性とでもいうか、意味について書くことは多い。
■ 時事評論など、不得意だ。
■ 私は、表現者であって、いわゆる評論家ではない。
■ なので、例えば、小林秀雄、についてならば、・・・
■ 高校卒業後、人に勧められた本がある。
  • 小林秀雄・考えるヒント 
■ 単行本だった。
■ いつかなくなっていたので、というか、引っ越しの際捨てたような気もする。
■ 後日、文庫本で買った。
■ 小林秀雄の本は他に何かあったかどうか、・・・
■ まあ、いい。
■ 自分は何者か、江藤淳は批評家である、と。
■ リービ英雄の場合は、文学者、ということか、ちょっと分かりにくいのは、アイデンティティーズ、と複数形になっていることだ。
■ 例えば、會津八一は秋草道人と称していた。
■ 「道人」という言葉を使う人は他にもたくさんいた。
■ 同一性、帰属性、などとは無関係に、・・・
■ 私の場合は、遊水、だ。

2024年4月10日水曜日

鷹匠、上げ鷹


■ 2024-04-10
■ 新聞は、定期購読していると、毎日、何かが見られる。
■ それをインターネットで検索すると、けっこうおもしろい。
■ 今朝の日本経済新聞・文化欄で、上げ鷹、の記事があった。
■ 検索すると、日経が最初ではない。
■ 鷹狩については興味もあったので、以前、Webサイト等にいろいろ書いた。
■ 幾つか拾ってみよう。

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ついでに


■ 万葉集・大伴家持・鷹


■ 今昔物語


■ これは感動的な話だった。
■ また、放鷹術、の演技も何度か見に行った。↑
■ 適当に動画を見ていたら、・・・
■ こんな動画があった。
■ カラスを沈めてから、陸揚げの様は、バタフライのような感じで、これそのままの光景を見た。
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2024-02-24 吹田市・高町池


■ 近場でも、ハイタカや、オオタカは見られるときがある。


2023年12月9日土曜日

「千早古神世も聞かず 」これがすごい。業平は絶世の美女という言葉は知らなかったが、

括り染は、布の所々を糸でくくり、そこを白く染め残して模様を出す染め方。また、その模様。絞り染め
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■ 2023-12-09
■ 例えば、小倉百人一首など、古典に親しむのは昔の人はどのように感じどのように表現したか、
■ 言葉とはなにかに興味がある。
■ そして、自分はどのように表現するか、ということだ。
■ 詩人がどのような感性で、どのような言葉として、捉えるかは、まあ、読んでもいいかとは思うが。
■ 自分ならどう書くか、昨日ちょっと目にした歌をとりあげよう。まず

佐伯梅友校注・古今和歌集・岩波文庫
ちはやぶる神世もきかず たつた川からくれないに水くゝるとは  なりひら朝臣

■ この歌の心をどう自分の歌につなげるかだけれど、その前にどのように表記するかだ。
■ 「ちはやぶる」とあるが「ぶ」はもともと濁点が付いていたのか、疑問だ。
  • 千早古 神世も聞かず 竜田川 韓紅に 水潜るとは  遊水
■ 「千早古」については先に夏目漱石の句もあげた。
■ 疑問の余地はない。
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■ 次は、「水くゝ」これを「くくり染め」だと解釈したのは賀茂真淵だそうだが、
■ これはごく普通にみて疑問。
■ そのさまを自分で画用紙に描いてみればいい。
■ 賀茂真淵は、頭でっかちの、奇をてらう、癖があったかのような人で、
■ 人と違うことをいい、他人の注意を引くかのようだ。
■ 絞った部分は染まらず白く残る。
■ どんな形で残るのか、到底、紅葉の葉には見えない。↑、絞り染め
■ 又「から紅」に染めるということは全体としては赤い布になる。
■ 赤い川に白い紅葉、ということになる。
■ 赤いのは紅葉でしょ。それが白なら、何これ、ということだろう。
■ そして、一番重要なのは、在原業平の気持ちはどうだったのか、だ。
■ 古今和歌集・巻第五・秋歌下の「そせい」の歌の詞書にある状況だった。
■ 屏風絵を見て二人が詠んだ。
■ その屏風の持ち主は、「二条の后」即ち、業平が恋した、というか、愛した女だった。
■ Wikipedia の絵↑、にもあるような関係だった。
■ その人に贈る歌に、自分の心を託さないはずはない。
■ 川が真っ赤に染まるほどに浮いた一面の紅葉は当然、二条の后、即ち、藤原高子で、彼女への思いを、その真紅の紅葉の下を流れる川に託した、と解するのがごく常識的のように思われる。
■ そして、
  • 千早古 神世も聞かず
■ これがすごい。
■ いままで歴史上もないほどの美しさだ。
■ 美しい紅葉だ。
■ 絶世の美女、という言葉が今はある、業平の時代にはなかったのだろう。
■ 「絶世」を言い換えれば「神世も聞かず」となる。
■ その美しい紅葉のようなあなた。
■ 竜田川、即ち、私の上に浮かんでいる。
■ 当然「括る」ではない「潜る」という表現になる。
■ まあ、人がどのように解釈するかは、人それぞれかもしれないが、通説などどうでもいい。
■ 自分はどう感じ、どう評価し、どう自分のものとするかだ。