■ 小倉百人一首に勝る百人一首をどう作るか。
■ まず、藤原定家の選択理由を明らかにするため、百人秀歌を二つづつ対にし間隔を開けて並べる。
001
002
003
004
■ こうしてゆくと、歌合わせの状況がはっきりしてゆくが、・・・
■ 誰でも分かる「忍恋」の百人一首の並びが、040、041、となっているのはやはり、ちょっとおかしいのではないかな、と思うかもしれない。
■ 奇数、偶数の順の対であるはずだ。
041 しのぶれど
042 恋すてふ
■ 百人秀歌はこのように並んでいる。
■ 百人秀歌はこのように並んでいる。
■ いやいや、百人一首では、
039 浅茅生の・・・しのぶれど・・・
040 しのぶれど
041 恋すてふ
■ とあるからこれでいいのだ、という意見もでるだろう。
■ まあ、それはそうだとしても、・・・
■ 藤原定家は、しのぶれど、と、恋すてふ、の二つをなぜ並べたのか。
■ 多くの解説書にあるように、当時の歌合わせでは、しのぶれど、の勝ち、となっている。
■ わざわざ負けの方も取り上げる必要があるのか。
■ まあ、公の判定がそうであっても、それでいい、とは思ってなかった。
■ 平兼盛・しのぶれど、は「そんな口先だけの歌を作ること自体、忍んでないじゃない」ということだ。
■ 要するに、壬生忠見・恋すてふ、の方がよいと思っていたのではないだろうか。
■ こっちがいい、と角を立てるのも大人げない、ということで、こうしたのだろう。
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