2025年2月19日水曜日

スマホ・メールの時代だからこそ、和歌もアリ。みそひともじの遊び

■ 2025-02-19
■ 先日、こんな頁を書いた。
■ 私は、日本人の一人として和歌に親しみたいと思う。

ひとはいさ こころはしらず われはただ みそひともじに こころくだいて  遊水
人はいさ心も知らず故郷は花ぞ昔の香ににほひける  紀貫之

■ 和歌にも色々あるが、基本、当時の手紙で、今でいう、メールのことだから、
■ 言い方を変えれば「今・現在」のことだ。
■ ゼンゼン、同じだ。
■ 当時は当時の言葉を使った。
■ 今は今の言葉を使えばいい。
■ 基本的に日本語で、ことばは時代とともに移り変わってゆく。
■ それは、今でも使う人により変わってゆく。
■ 言葉は変わってゆくれけれど、こころは変わらないものがある。
■ 言葉は変わってゆく、というのは、新鮮さを表せる言葉にしたいからで、
■ 心は同じものだが、人とは違う自分を表現する、ということ、
■ どんな言葉で自分を表現するか、まあ、そういうコトに、つまり言葉に人は心を使った。
■ なるべく自分の気持ちや考えや思いをいい言葉で、適切な言葉で表現したい。
■ 言葉は変わってゆくけれど、すたる言葉もあるし残る言葉もある。
■ 残ることばは、使いたい言葉で、基本的には日本語だから、
■ 今も残る昔の和歌が参考になる。
■ 散文だと優劣をつけにくい。
■ 形が決まっていると、その差、違いが分かる。
  • 5・7・5・7・7 ・・・ 31・みそひともじ
■ 定型とはそういうことだ。
■ そこが日本人のえらいところだ。
■ それが日本の文化ということだ。
  • だいじょうぶ ただつくるだけ めちゃやばい みそひともじに こころがあれば
■ ・・・

ゴールデンコメット、て何かな、・・・適当に検索してみた、Instagram の世界、# タグのつけ方。

■ 2025-02-19
■ 例えば、・・・
  1. goldencomet - Google 検索
  2. goldencomet_biome - Google 検索
  3. ゴールデンコメット - Google 検索
■ こんな検索結果からみると、熱帯魚とかの飼育に興味があるのかな、と思う。
■ ・・・

2025年2月18日火曜日

100 -1 = 99、と、もうひとつ伊勢物語、と、百人一首の関係

■ 2025-02-17
■ 99、九九、は「つくも」と読む。
■ 日本語が話せる外人は多くなっているようだが、
  • 九九は、ツクモ
■ ・・・であることを知っている人は多くないように思う。

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■ ついでながら、吹田市のツクモは津雲と書く。
■ 地名は、古い言葉と関係があったり、昔の状況を説明する意味があることも多い。
■ 津は港を意味するので、どうなのか、調べてみるのもいいかもしれない。
■ よく行く大阪・梅田という地名にしても、なぜ「梅」が関係するのか、と疑問に思う人は少ないだろう。
■ うめだ、と書けば、埋める田、ということで昔はそんな場所だったかもしれない。
■ 野鳥関係では、大阪環状線に、鶴橋、とか、鴫野、という駅がある。
  • 鴫野
■ このあたりに鴫がいたと推定できる。
■ 伊勢物語では鴫が出て来る。
■ いわゆる、シギ・チ、のどの鴫なのか。
■ しぎ野、であるから、ヤマシギとかタシギの方だろう。
■ さて、伊勢物語と百人一首との関係、というか類推に、もうひとつの歌がある。

月やあらぬ 春はむかしの 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして  伊勢物語
月みれば 千ぢにものこそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にあらねど  大江千里

■ 伊勢物語を読んでいたようだから、これが頭にあったと考えられる。
■ 藤原定家は多くの歌を知っていたので、こういうことができる。

月と春、の、我が身ひとつ
月と秋、の、我が身ひとつ

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micro SDメモリーカード


■ 2025-02-18
■ 昔、SDカードは、MB 単位のメモリーを使っていた。
■ 今、ヨドバシカメラに行くと、そんなのは無い。
■ カメラ売り場では、GB や大容量では TB 単位になっている。
■ 文章を収めるには、今のところ、1GBでも多い。
■ 書き込み速度もあまり気にしない。
■ 店員の勧めで見ると、こんなのがあった。
■ タブレット用にもでき、パソコンにも使える。
■ 今使用しているカメラ LUMIX では、64GB で十分だ。
■ ダブルスロットなので、2枚入るが、1枚で済む。
■ 今回は、文書用に4枚買った。
■ みなさん、どんなメモリーを使用しているのだろうか。


■ 以前はいくらだったか。

本のこと

■ 2025-02-18
■ 本のこと。
■ 出版予定日は、令和7年7月だ。
■ アマゾンにも登録されるコトのようなので、関心のある人は、購読してください。
■ 登録されたら、当サイトでもお知らせすることになるだろう。

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■ ちょっと気分的に忙しくなってきそうだ。
■ この本は、実践的内容で私の原点ともいうべきものだ。

2025年2月15日土曜日

伊勢物語、と、野鳥撮影、と、ミヤコドリ



■ 2025-02-15
■ 日々、野鳥撮影をしている。
■ 藤原定家は、百人一首をなぜ作ったのか、という答えとして、伊勢物語を読んだから、というのが私の仮説だ。
■ また、伊勢物語を読んでみた。
■ 伊勢物語の、みやこどり、は野鳥図鑑にある、ミヤコドリではなく、「白き鳥の嘴と脚とあかき、鴫のおほきさなる、水のうへに遊びつゝ魚をくふ。」とあるのでユリカモメだ、と言われる。
■ ユリカモメは近場・摂津市・市場池でもよく見られる。
■ 万葉集・巻20のミヤコドリは、
■ ユリカモメは冬鳥で、ホトトギスが見られる頃には見られず「水際」にいるのは、ミヤコドリであろうか、との説もある。
  1. 4486 4462 舟競ふ堀江の川の水際に来居つつ鳴くは都鳥かも
  2. 4487 4463 ほととぎすまづ鳴く朝明いかにせば我が門過ぎじ語り継ぐまで
■ ここまで書いて、もう一度、伊勢物語を見ると、9段の前の方に、

富士の山を見れば、五月のつごもりに、雪いとしろう降れり。・・・
ふじの山をみれば、さつきのつごもりに、ゆきいとしろうふれり。
なほゆきゆきて武蔵の国と下つ総の国との中に、いとおほきなる河あり。
 
■ この川は隅田川と言われている。さて、五月のつごもり、とは5月末のことだ。
■ 当時は旧暦、都は京都。
■ この時期に、関東でユリカモメは見られたのか。
■ ミヤコドリも冬鳥で、関西では伊勢湾・安濃川・河口付近で見られる。
■ ミヤコドリを私が見たのは関東で、四月だった。

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‎‎2009‎年‎4‎月‎22‎日、‏‎7:47:44

船橋・三番瀬





■ ユリカモメ、も、ミヤコドリも冬鳥で、どちらかと言えば、ユリカモメの方が先にいなくなる感じだ。
■ ユリカモメであると言われている伊勢物語の都鳥は、ユリカモメではなく、ミヤコドリであろう。
■ なぜなら、京都では、ユリカモメは、鴨川などでも、よく見られる。
  • 京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。渡守に問ひければ、「これなむ都鳥」といふを聞きて、・・・
  • 名にしおはゞいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしや
■ 京都の人であればユリカモメを知らないはずはない。
■ また、ミヤコドリは貝などを食べ、海岸で見られる。

2025年2月13日木曜日

100 - 1、の話に至るまで

ラクウショウとメタセコイアをくらべる : 自然観察大学ブログ
メタセコイアには呼吸根がない。


■ 2025-02-13
■ 昨日、海老池・横でイカルの写真を撮った。
■ イカルは千里中央公園でもよく見られ、コイカルが3年連続見られた。
■ 桃山台公園でもコイカルは見られている。
■ イカルは千里南公園でもよく見られる。
■ 三つの公園に共通するのはラクウショウがあるからだ。
■ ラクウショウはメタセコイアとよく似ていいる。
■ 千里南公園に行くと呼吸根が見られるので確かにラクウショウだけれど、他では確認してない。
■ 佐竹公園にも池の周りに植えられているが、この公園でイカルは見ない。
■ イカルは鳴き声がいいのよね、という。
  • ヒヨ・ヒヨ・ヒヨ・ヒー
■ あの鳴き声が好きなの、という。
■ 群れているものだから、たまに、あの鳥何ですか、と訊かれることもある。
  • 斑鳩の里のイカルですよ
■ と答える。
■ いい声よねぇ、と、お友達とはなしている。
  • キーコーヒー
■ と覚えればいいですよ、と言ってやる。
  • のびやかな イカル鳴く声 池のそば  遊水
■ 池の周りに植えられている。
■ 千里南公園でもよく聞かれますよ。
■ 千里南公園は探鳥地のひとつだ。
■ 千里南公園の北に、信号機のない交差点がある。
■ google map で見れはよく分かる。
■ この北の公園は、津雲公園といって、そこも探鳥地のひとつだった。
■ 今は行かないけれど、昔はよく行った。
■ その公園のことを「100 - 1」公園とブログに書く人もいた。
■ 前置きが長くなったが、連鎖連想ということだ。
■ 野鳥撮影をしているものだから、こんな連想になった。
■ さて、なんの話をしようかと思ってこんなことを書いたのか、というと、
■ こんな歌がある。

百歳に一歳たらぬつくも髪 われを恋ふらしおもかげに見ゆ
さむしろに ころもかたしき こよひもや こひしき人に あはでのみねん

■ 藤原定家はこの歌を意識して、次の歌を選んだ。
  • きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣片敷 ひとりかも寝む  後京極摂政前太政大臣
■ 「ころもかたしき」は、ひとり寝るコト、だから、「ひとりかも寝ん」と書かなくてもいいように思う。
■ となると、自分でもやってみたくなる。
  1. こよひもや ころもかたしき さむしろに こひしき人を ゆめにいだきて
  2. こよひもや ころもかたしき さむしろに こひしき人の ゆめにいだかれ  遊水
■ ところで、伊勢物語の「つくも髪」に似た話は古事記にある。
  • 雄略天皇・赤猪子
■ これをもとに、九十九、の歌の話にしたように思われる。
■ 今回、これを書いていて、伊勢物語・定家本、があるということを知った。
■ 定家がなぜ百人一首を編集したか。それは伊勢物語を読んだからだ、と思っていたのだが、なるほどなあ、と感心した。

2025年2月12日水曜日

桜餅、と、桜、そして、俳句と短歌、スマホ時代に住みながら。

俳句誌α 1992年11月創刊 

■ 2025-02-12
■ 桜餅、買ってきたよ、という。
■ 妻は、桜餅はさほど好きではないが、私の好みだからだ。
■ 昔作った句を思い出す。
  • 香りよき葉ごと食いけり桜餅  遊水
■ この句は、歌集「瀬音」美智子、を読んで作ったものだ。

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■ 雛の節句頃に合わせて売る商魂が、バレンタインデーと同様いかにも日本的だ。
■ まだ早いけど、桜って散るところがいいのよね。
■ という。
■ 起承転結的に続く。
■ 昔、俳句誌αアルファは季刊でその何号かに投稿した句が上田五千石という人に佳作で選ばれてうれしかった句がある。
■ この頃、俳句なんてほとんど知らなかった。
■ 選者についても知らない。
■ 桜の句や歌は世にたくさんあることだろう。
■ よく知られた歌に、

世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
散ればこそいとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき

■ このような歌に対し藤原定家はどう評価したのか、百人一首には
  • 久方の光のどけき春の日にしず心なく花の散るらん  紀友則
■ 選は作である、などとも言う。
■ これら3つを比較すれば、「のどけからまし」や「散ればこそ」は何か理屈ぽく、ただ頭で作ったように感じられる。
■ 一方「しず心なく」は新鮮な言葉使いに聞こえ、率直な感じがする。
■ 思いや考え方は、だれもが表現しやすい。
■ 「ことば」はなかなか思いつきにくい。
■ だから、和歌がある。
■ 「しず心」の歌の「久方の」は「枕詞」だとする解説がある。
■ 何の違和感もなく、枕詞だとする感覚、なぁんか変だよね。
■ 最初にそのことばを使った場合も枕詞なのか、と疑問を持たなくていいのか。
久方ぶり
久しぶり
■ こんな言葉は今も活きている。
■ 久しぶり、の春の日。
■ 久しぶり、の、のどかな春の日

■ 久しぶり、の、のどかな日、なのに、「なんでよぉ」
■ 散っちゃうなんて、・・・
■ もっと眺めていたいのに。

■ そんなふうに、私は読んでいる。
■ この歌の場合、枕詞であるはずがない。
■ 何度も書いた。
■ さて、「花の散るらん」の花は桜だととれる。
■ だからといって、どんな場合も桜かというと、それは違う。
■ 百人一首の歌に
  1. 花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに  小野小町
  2. 色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける  小野小町
■ 「2」の方は桜だとは言えない。
■ どちらにも、花、や、色、という言葉が出て来る。
■ 同じ作者、小野小町は「色」をどのように捉えていたか、
■ 色彩の色ではない。
■ 何なのか、私は、次の歌にしてみた。
  • 世の中はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに  遊水
■ そして、小野小町でなく、紫式部の歌だったら、面白いのにな、と思った。
■ 源氏物語と併せて考えると、こんな歌もありかと思う。

世の中はうつりにけりないたづらに我が御世に古るながめせしまに  遊水
世の中はうつりにけりないたづらに我関せずとながめせしまに  遊水

■ 今の時代に、スマホも使わず生活している。
■ だから、こんなふうにも世の中を見てしまう。
■ ・・・

2025年2月7日金曜日

伊勢物語、と、百人一首との共通性



■ いつだったか、大和文華館で、↑、こんな色紙の複製を買ったことがあるが、どこかにいった。
■ 伊勢物語は、たしか、平安時代初期に書かれた物語ではなかったか。
■ 以前、こんな頁を書いていたのを思い出した。

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■ 伊勢物語には、百人一首で見られる歌がいくつかあったような気がして、・・・
■ もう一度、本棚から、田辺聖子・竹取物語、伊勢物語・集英社文庫を取り出して見た。
■ なるほど、なるほど、だ。



■ 藤原定家は、なぜ、百人秀歌をまとめてみようとしたのか、考えてみよう。
■ まず、源氏物語、は自分では書けない。
■ ならば歌集だ。
■ ただ、自分は在原業平のような主人公にはなれない。
■ また、最初の勅撰和歌集として、古今和歌集がある。
■ 和歌の歴史としては、古今和歌集より万葉集を取り上げるべきだ。
  1. 伊勢物語
  2. 古今和歌集
■ この二つが、定家の意識の中にあったと考えて無理はない。
■ 対抗意識と見てもいい。
■ 新古今和歌集は歌の数が多すぎる。
■ 自分の感覚で選びたい。
  • 紀貫之よりも上だ、と思っていた。
■ 彼自身、歌は、必ずしもうまくない。
■ しかし、彼は、多くの歌を知っている。誰よりも知っているという自負があった。
■ 伊勢物語、と、百人秀歌、を研究対象にすると、より明確に百人一首がみえでくるだろう。
■ 伊勢物語の最後の方に、・・・
  • 「我とひとしきひと」
■ こんな段がある。
■ 藤原定家は、この歌をどのような思いで見ただろう。
■ ひとつ前の段の歌については、この頁に書いた。
■ 定家は、百人秀歌で俊成を越えたといえる。


2025年2月3日月曜日

ふたつみつ、へたとりながら イチゴ食う、と、立春・寒梅

袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つ今日の 風やとくらむ  紀貫之


■ 2025-02-03
■ 春立つ今日の風や、の上の句は何だったかな、と思いながら、・・・

ひとつふたつ 甘いイチゴの へたを取る
春立つ今日の 水の冷たさ  遊水

■ 立春でなくても、冬は、水道水の水は冷たい。
■ へた取りながら、では字余りになるので、へたをとる、としたが、
■ たまたま、イチゴを洗いながら、ふたつみつ、へたとりながら、食ったら甘かった。
■ 昔はもっと後のような感じだったけれど、温室育ちの、いちごさん、こんなブランド名
■ 昔と言えば、・・・
■ ろう石、ってみたことない、とうちの者が言う。
■ 一条ゆかりさんは「家の前の道でろう石で絵を描いた」と。
■ へぇ~、知らなかったのか。
■ ところで、・・・
■ 古今和歌集では、紀貫之の歌は2番目にある。

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■ そして、そろそろ梅の季節かな、と思う。
■ 梅と言えば、丸谷才一・新々百人一首にこんな歌があった。

咲きそむる梅ひとえだの匂ひより心によもの春ぞみちくる   伏見院

■ なるほど、なあるほど、と感心する。
■ これが日本の心かな、と思う。

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■ そのうち梅の香にひかれて、行ってみようかな、・・・