■ 日本経済新聞・土曜版・「読書」の頁、「半歩遅れの読書術」で、川野里子が
■ 木村朗子・百首で読む「源氏物語」・平凡社、を紹介し、3人の歌を上げている。
- 桐壺更衣 かぎりとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり
- 六条御息所 嘆きわび 空に乱るる わが魂を 結びとどめよ したがへのつま
- 紫の上 目に近く 移れば変はる 世の中を 行く末遠く 頼みけるかな
■ 源氏物語の各巻には和歌があり、これについては以前も書いた。
- 橋本遊水・四季の空 山川静 鳥の声: 紫式部の歌 ■ 源氏物語は、散文部分は無視して、歌の部分だけを読んだらいいと思っている。
■ 与謝野晶子は、自作の歌を添えている。
■ 青空文庫で見られる。
■ 例えば、・・・
紫の かがやく花と 日の光 思ひあはざる ことわりもなし (晶子)
■ ・・・
■ 付記、川野里子は、
「源氏物語」を読んでもその中の和歌を意識する人は稀だろう。実は短歌を作っている私もその一人だ。
■ なんなんかねえ、
■ この人の短歌は読むに値しないかもしれない。
■ 俳句でも、奥の細道を読んだことのない人は多いようだ。
■ 文化、特に、言葉は受け継がれてゆくものだ。
■ それが基本でしょ。
■ 世に勅撰和歌集があった。
■ できれば読んだ方がいい。
■ まあ、小倉百人一首、くらいは暗記してもいい。
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