2024年3月25日月曜日

袂をこえて鶉たつなり、と、けたたましくも 雉の飛び立つ


■ 2024-03-25



2008-01-13    09:50:47

宇治川大橋下


2006-04-26 13:09:47  高槻市・芥川

冬枯れの 宇治の川原を 踏み行けば けたたましくも 雉の飛び立つ   遊水


■ どこかに書いたような気がした。
■ ケアシノスリを撮ったときだった、ような記憶があった。
■ それで、上記の段階を経て、この短歌、↑、にたどり着いた。
■ 丸谷才一著・新々百人一首に、次の歌がある。
  • 花すすき茂みがなかをわけゆけば袂をこえて鶉たつなり  俊恵
■ この歌は、現実的な情景を読んでいるように感じた。
■ 雉に限らず、例えば、ヒバリにしても、人がすぐ近くに来るまで、じっとしている。
■ そして、突然、足元から飛び立つようなコトが何度もあった。
■ ところが、・・・
■ 丸谷才一は、・・・
花すすきが風になびく様を、人を招くときの袖および袂にみたてることは古くからおこなはれた。
・・・
その伝統的な袂を、俊恵は一ひねりしてあしらった。
(1)袂にたとへることでのできる花すすきを越えて、とつぜん鶉が飛び立つ
(2)秋の野の茂みのなかをゆく者の袂を越えて鶉が飛び立つ
このどちらともとれる情景を描いたのである。そのあげく、
(3)秋の野をゆく者が花すすきに転身する、といふ一瞬の錯覚さへ可能かもしれない。
俊恵曖昧さの美を差し出した。
・・・
■ そして、藤原俊成の「夕されば・・・」の歌について論を進めている。
■ この歌については、以前どこかに書いた。
■ 今日の、日本経済新聞・朝刊の広告に「なんだっけこれ」というのがあった。
■ 私がADSLを使いだしたのは、・・・
■ いつごろだっけ、ということで懐かしい。

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