2024年6月18日火曜日

源氏物語、和歌、と、その意味、2024-06-20 追記


wakogenji.o.oo7.jp/41maboro/41maborosi2.html / やさしい現代語訳 「源氏物語」

■ 2024-06-18
■ ちょっと比較してみよう。
中将はにわかに上へ引き掛けたりしていた。あおいの横に置かれてあったのを院は手にお取りになって、
「何という草だったかね。名も忘れてしまったよ」
 とお言いになると、
さもこそは寄るべの水に水草みぐさゐめ今日のかざしよ名さへ忘るる
 と恥じらいながら中将は言った。そうであったと哀れにお思いになって、
 おほかたは思ひ捨ててし世なれどもあふひはなほやつみおかすべき
 こんなこともお言いになり、なおこの人にだけはひじりの心持ちにもなれず、行為もお見せになることはおできにならないのであった。
 五月雨さみだれの薄暗い世界の中では物思いを続けておいでになるばかりの院は、

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あふひはなほやつみおかすべき 

Arthur Waley ・The Tale of Genji

google翻訳、何か固い日本語?だけれど
■ ・・・

今年が終わることを心細く思召す院であったから、若宮が、
儺追なやらいをするのに、何を投げさせたらいちばん高い音がするだろう」
 などと言って、お走り歩きになるのを御覧になっても、このかわいい人も見られぬ生活にはいるのであるとお思いになるのがお寂しかった。
ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世も今日や尽きぬる ・・・6/20
 元日の参賀の客のためにことにはなやかな仕度したくを院はさせておいでになった。親王がた、大臣たちへのお贈り物、それ以下の人たちへの纏頭てんとうの品などもきわめてりっぱなものを用意させておいでになった。

Arthur Waley ・The Tale of Genji

■ 2024-06-20 追記
■ 以前、次の頁を書きリンクした。

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源氏物語和歌 (genji.co.jp) サイデンステッカーさんの英訳

■ 訳詩を見ると、彼は詩人ではなかったような感じがする。
■ 彼の訳文を逆に日本語にgoogle 翻訳すると、ほとんど何も理解してないことが分かった。
■ ・・・
  1. ふと   物ふと ・・・この「」は振り仮名だった。
  2. 過ぐる月日も
  3. 知らぬまに
  4. 年もわが世も今日や尽きぬる
■ この歌の前に、「このかわいい人も見られぬ生活にはいるのであるとお思いになるのがお寂しかった。」とあるので、光は出家するようだ。
■ 「物思もふと」の、も、がおかしいなと思って元の青空文庫に戻ってみたら振り仮名だった。角川文庫も確認した。物思ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世も今日や尽きぬる
■ ・・・
  • Whilst I in heedless grief have let the days go by, together now the year and my own life ebbing to there close.


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