■ 死亡記事があったので、本棚を探したが見つからない。
■ 読んだ記憶はあるが、詳しい内容は覚えてない。
■ 2024-06-19
■ 昨日は、マミジロキビタキを撮りに行ったが、機材選びで失敗した。
■ まあ、いい。
■ 朝のうち雨だったので、紫式部と源氏物語に関して書きかけていたが、中断してしまった。
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■ 何を書こうとしていたのだったか、・・・
- おほかたは思ひ捨ててし世なれどもあふひはなほやつみおかすべき
- 物思ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世も今日や尽きぬる
■ この二つの歌についてだった。
■ 光源氏の最後の場面だ。
年も
わが世も今日や尽きぬる
■ 「まぼろし」は紫の上の死のあとの一年について書いてあり、年末に、とうとう 最後を迎えるということだが、これで出家する、ということか。
■ まあ、これで命が尽きた、としてもいい。
■ まあ、これで命が尽きた、としてもいい。
■ いずれにしても作者の紫式部は、これでおしまい、だとしてこの歌を置いた。
■ 物語では光源氏の歌の形だが、もちろん作者の紫式部の考え、意志だ。
- 物思ふと
- 過ぐる月日も
- 知らぬまに
- 年もわが世も今日や尽きぬる
■ こうして、光が消える前に、主人公・光がしたことは何か、・・・
- おほかたは
- 思ひ捨ててし
- 世なれども
- あふひはなほやつみおかすべき
■ 平たく言えば、様々な女と性的関係をもったけれど、もう、それらへの思いは過去のこととして心の中から無くなり捨ててしまった。正妻の葵の上のことさえ忘れてしまった。
■ しかし、今、
■ 「あおい」、葵は忘れたけれど、あなたに出会った、この日
■ 「あふひ」、逢う日、いわば偶然とはいえ、紫の上の世話をしてきたあなたに出会った。
- あふひは
- なほや
- 罪犯すべき
■ 出会ったのだから「なほや」つまり、これが最後だ、として寝た、ということだろう。
■ 「べき」という言葉の中に、そうしなさい、という紫式部の意志が感じられる。
■ 光が消える前に照らされた女性を光の歌として紫式部は描いた。
■ 身分違いということがあったとしても、対象外と言うのは魅力がないということか、いわば教育したってるのはこっちやで、と自尊心もあっただろう。
■ 氏より育ち、という。
■ 氏より育ち、という。
■ 光源氏が作り上げようとした紫の上も亡くなり、それを育てた女性が最後に残った。
■ それは、紫式部の立場、存在に通じるものだった。
■ 女性が生きにくい社会情勢・世の中で、紫式部は物語を通し、自己の存在を示したといえる。
■ 世の中は現在でも変わらない状況であるがゆえに、世界的文学作品として評価されるのだろう。
■ ・・・、と、とらえた。
■ もともと、光源氏は紫式部が作り上げた、世の男性を象徴美化した架空の人物なのだ。
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