2025年2月28日金曜日

もみもみ、とはなんなのかね。

即座に、応え、よくしゃべる


■ 2025-02-28
■ 例えば、・・・
羊羹を練り上げる
アイディアはいい、具体案を練り直せ
文章が固い、やわらかな表現にしろ
肩が凝った、もみほぐせ
固い紙を、もみほぐす
・・・
■ 「ねる」とか「もむ」という言葉は、完成してない、仕上がってない、時に使われる。
■ もみもみ、とは、それを、ぐいぐい、だんだん、などと同様に重ねた言葉だ。
■ もみもみ、すれば、よくなり、分かりやすくなるはずだけれど、・・・
  • うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを
■ これが、もみもみ、した結果なのか。
■ いかにも分かりにくい歌だ。
■ 題詠として、題を詠みこなしているのだろうか。
  • 祈れども逢わぬ恋
■ この題に沿ったモノではあろうけれど、・・・
■ もみもみ、の仕方が足りないと感じてしまう。
■ もっと、もっと、もんでみたらどうか、という考え方が、そもそも間違っている。
■ 最初から分かりやすい、柔らかなことばを使えばいいのだ。
■ 後鳥羽上皇が「もみもみと、人はえ詠みおほせぬやうな姿」だと評したということを取り上げて解説するのは、いかにも、学者的だ。
■ 後鳥羽上皇の言うことが正しいのかね。
■ 小説家の田辺聖子が
分かりにくい歌である。
現代からみると、こういう歌の、どこに値打ちがあるのか、よく分からない。
■ としている。
■ 面白い小説を書く彼女の直感的な評価の方がずっと正しさを含んでいる。
■ なので、私だったら、と書いてみた。

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■ 頭でこねくりまわさず、だだ、心のままに書けばいいのだ。

2025年2月27日木曜日

いのれども かぜのはげしき はつせやま かんのんさまの こころとどかず  遊水


■ 2025-02-27
■ 百人一首の研究をするのであれば、
  1. 百人秀歌
  2. 百人一首
■ この二つの違いを論じるべきだが、歌を詠む人と、研究者の違いがあるようだ。
■ 歌の心とは何かが一番重要だ。
■ 共通する作者に源俊頼がある。
■ どちらを採るかの藤原定家の判断がある。
■ 百人一首の「憂かりける人を・・・」
■ なぜ、このような表現にしなければならないのか。
■ 歌は本来、相手に自らの心を伝えるもので、勝ち負けを競う言葉遊びとして、
■ これでどうだ、という感じは表面的なものだ。
■ 「祈れども逢わざる恋といへる心をよめる」と詞書にある、千載和歌集・巻第十二、を見ると、恋の歌が色々ある。
■ 中で、この歌は他と違う表現であることが分かる。
■ しかし、私はこの歌は好きではない。
■ この歌のこころを、仮に、私が詠むとすれば、・・・並べ置いてみよう。
  1. うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを 俊頼
  2. いのれども かぜのはげしき はつせやま かんのんさまの こころとどかず  遊水
■ こんな感じでもいいかもしれない。
■ 素直に心を伝えることができるだろう。
■ ・・・
■ 神社や寺は、それを建立する意味がある。
■ 魂を鎮めなければならなかった出来事があったはずだ。
■ それを知ることが大切だ。
■ では、どうだったのだろうか。

2025年2月26日水曜日

心理、と、論理 ・・・ 百人秀歌、と、百人一首


■ 2025-02-26
■ 並べてみる。
  1. 憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを  源俊頼朝臣
  2. 来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ   権中納言定家
  3. 山桜さきそめしより久方の雲居に見ゆる滝の白糸        源俊頼朝臣
■ 意味の面からではなく、表現方法としてとらえると、1、2、は、複雑な、もってまわった言い方で、読む人に、印象的、刺激的効果を意識しているように感じられる。
■ 百首の中に同様の歌は他にない。
■ 3、は、上から順に素直な落ち着いた感じの表現となっている。
■ 源俊頼のどちらの歌を、定家が評価したか、というと、「憂かりける」の方だと思われる。
■ そして、自分より俊頼の方が優っていると感じたのではないか。
■ なので、最終的に歌集から外した。
■ 百人一首・百人秀歌は、藤原定家自身、俺が選んだ歌集だからだ。
  1. 百人秀歌
  2. 百人一首
■ 百人秀歌の後に百人一首が編纂されたとする考え方が一般的だとしているようだ。
■ 逆だと思われる。
■ 師弟関係的に捉えると、師に当たるのは源俊頼であり、弟子にあたるのは源実朝であろう。
■ 俊頼は優れていたが、既に過去の人であり、選ぶのは定家だった。
■ 実朝は百人秀歌の配置を見れば分かる。
■ 百人一首の方はどちらかと言えば年代順の感が強い。
■ 百人一首は拾い上げたまま、そして、並べ替えたのか百人秀歌と考えた方が自然だ。
■ 最初、全体のまとめとしての形として、後鳥羽院が含まれていた。
  1. 天智天皇、持統天皇
  2. 後鳥羽院、順徳院
■ 当時、和歌の最高位的存在となっていた定家としては、反逆者・流人である後鳥羽院は除外する心境になっていた、と考えられる。
■ 今後、百人秀歌の並びとか歌合わせ的な面から見直すと、百人一首により理解が深まるのではないかと思う。


2025年2月25日火曜日

異国の地

「母国じゃあり得ない…日本社会の○○に感激したわ!」外国人に日本の印象やカルチャーショックを聞いてみた!|【外国人観光客にインタビュー】【海外の反応】

オーストラリア人女性が日本の高校でのカルチャーショックについて話してくれました #外国人インタビュー #shorts #街頭インタビュー

■ 2025-02-25
■ 時々、訪日客とかの動画を見る。
■ まあ、よく見る。
■ 何をもって帰りたいか、と質問する動画がある。↑
  1. 遥かなるもろこしまでもゆくものは秋の寝ざめの心なりけり  大弐三位
  2. 遥かなる異国の地までゆくものは秋の寝ざめの心なりけり  遊水
  3. 憧れの 国に来たとう 人々の 胸に残るや 日の本の国  遊水

千早古 昔を今に 歌留多とり 乙女の姿 しばしとどめん  遊水


ちはやふる 神代も聞かず 龍田川 唐紅に 水くくるとは  在原業平朝臣
天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ  僧正遍照

■ 2025-02-25
■ 紅葉は昔も今も変わらない。美しき日本の自然現象だ。
■ それを神代も聞かずとは何という認識か。
■ 先日電話をよこした男が、百人一首を知らない、という。
■ 中学同級の男だ。
■ 知らない、???
■ なんと、まあ。

年より、の、遊び心

「君王、恒に暴く強くましましき。たちまちに忿起こりたまふときには、朝に見ゆる者は夕べは殺されぬ。夕べに見ゆるものは明日に殺されぬ」
・・・あるいは勃起不能を隠すためかとも疑われるが、とにかく、・・・

■ 2025-02-25
■ ある時、彼は、こんな歌を詠んだ。
  • 卯の花の 皆白髪とも 見ゆるかな 賤が垣根も 年よりにけり
■ この時、彼の年齢は幾つだったか知らないが、まあ、いいじゃないか
  1. 年より
  2. としより
  3. 俊頼
■ 彼は、わざと作者の名前を書かなかった。
■ 遊び心だ。
■ 百人一首の彼の歌は、・・・
  • 憂かりける 人を初瀬の やまおろしよ はげしかれとは 祈らぬものを  源俊頼朝臣
■ ・・・
初瀬
はせ
長谷
泊瀬
■ この歌から、大泊瀬皇子 (おおはつせのみこ) ・日本書紀の記述を思い出す。
■ この連想がよくないのか、この歌は好きになれない。
  1. 百人秀歌
  2. 百人一首
■ 百人一首にはこの歌があるが、百人秀歌にはない。
■ このあたりについては考える必要がある。

2025年2月23日日曜日

うかはげ、って何ですか

■ 2025-02-23
■ 「うかはげ」って何ですか、という問いに、直ちに答えられる人はたくさんいると思われる。
■ たくさんと言っても、めちゃ、多いわけではないだろうけれど。
■ すぐ、反射的に応えられる人は確実にいる。
■ この言葉を知ったのは、母からだったが、いつ頃だったかは記憶にない。
■ おそらく、中学の時だった。
  • うか・はげ
■ この言葉から、その世界に入るのも一つの道かもしれない。
■ その世界では常識なのだから、・・・
■ もうひとつ思い出した。
■ 以前、「からくれない」って何ですか、とまじめな顔で訊かれたことがある。

たつたがわ、を漢字で書くと川という文字があるだろう。
だからと言って、river のことではない。
関取が昔いたんだ。
    1. gawa
    2. kawa
分かるかな
この辺が日本語的なのだ
・・・
その関取がな
ちはや、という花魁を見初めたんだが、関取なんて嫌だと拒否された
拒否されたのはなぜか、に言及するのは、下世話なコトにもなるのでやめておく 
ならば、妹の、かみよ、でもいい、と交渉したんだがな
おねさまがいやなものは、わちきもいやでありんす、と
ちはや、にふられ
かみよ、もいうことをきかない
かみよも、きかず、だ
それで、すっかり、世の中が嫌になってな、女断ちをして精進しても、こんなことなら相撲取りなんかもうやめだと故郷に帰ったんだ
父親の豆腐屋を引き継ぎ、くらしていたところ
店先に女乞食が来て、なにも食べてないので、せめて、おからでもください、という。
どこかで見た顔だが、じっとみると、ちはや、だ
お、お前は千早だな
俺を振った、千早じゃないか
お前なんかに
おからだって、くれてやるものか
・・・
からくれないに
というわけだ、分かるかな
え、なに、そういうことですかい
と、話はつづき、拒否された、ちはや、は、とうとう店先の井戸に身を投げてしまう
どぼーん、とな
へええ、そういうことだったんですか、
そういうことだ、わかるかな
井戸の水に身を投げた、つまり
みずくぐるとは、だな
漢字で書くと、水潜る、だ。

    1. kukuru 
    2. kuguru

と、ここまで話が進み、いい加減だなあ、と思うのは早計、
「括り染め」ではないぞ、と、落語家は考えたというところまで読み取らないといけない
だいたい、わかったんですがね、最後の、とは、とはなんですかい
なに、それぐらいまけとけ
いやいや、そうはいきません、みそひともじの、ふたもじですから、まけられません
なに、なら、おしえてやろう
とは、とはだなあ、・・・
なんですか、とは、とは
それぐらい知らなくてどうする
とは、とは、千早の本名だ。

■ 落語ってのはオモシロイネェ、文化だよ、訪日客が culture などと言っているが
■ 本当に、日本文化を理解しているのかな
  1. うかはげ、ってなんですか
  2. からくれない、ってなんですか
■ この二つを知らない文学部の人間を卒業させる大学は3流だと言われている
■ なぜか、・・・・