近所の公園で野鳥観察 - 遊歩人の備忘録 2024-10-25
■ ジョウビタキ・オスもいるようだが、見られなかった。
■ アトリは群れでいて、今日の最初に、そして帰る時にも撮った。
さびしさはその色としもなかりけり 槙立つ山の秋の夕暮れ 寂連心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つさわの秋の夕暮れ 西行見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮 定家
同じ新古今の調べでも、西行だけが孤独で、自分自身の「秋の夕暮れ」を見つめていることに注意していい。
村雨の露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕暮れ 寂連
淋しさに宿を立ちいでてながむればいずくも同じ秋の夕暮れ 良暹法師
特にこの歌をえらんだ頃は、新古今の調べも定着し、その先駆けをなす秀歌として賞翫されたのであろう。
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮
かすがのに おしててるつきの ほがらかに あきのゆうべと なりにけるかも 八一
小式部内侍の母は、和泉式部
権中納言定頼の父は、大納言公任
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- あのひとと ともにつかいし このまくら かおをうずめて おもいねるかな 遊水
かへりこぬ むかしをいまと おもひねのゆめのまくらに にほふたちばな // 式子親王内
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- もしおやき こころこがして こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎろかも 遊水
こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎにやくやもしおの みもこがれつつ // 藤原定家