2024年10月25日金曜日

アトリ、ジョウビタキ、他


■ 2024-10-25
■ ジョウビタキ・オスもいるようだが、見られなかった。
■ アトリは群れでいて、今日の最初に、そして帰る時にも撮った。
■ ナンキンハゼを食べていたので、これからも可能性はあると思われる。
■ 他にメジロ、シジュウカラ、花、蝶・2種、カワセミなど撮った。


2024-10-25  吹田市・千里南公園


2024-10-25  吹田市・千里南公園

この喉の色が気になる。

2024-10-25  吹田市・千里南公園


2024-10-25  吹田市・千里南公園


2024-10-25  吹田市・千里南公園


2024-10-25  吹田市・千里南公園


2024-10-25  吹田市・千里南公園

2024年10月24日木曜日

にぎわいの 梅田の街に ふらり出て 疲れて帰る 秋の夕暮  遊水  2024-10-26 追記

新撰小倉百人一首(塚本邦雄)

■ 2024-10-23
■ 塚本邦雄は新撰小倉百人一首で定家の歌としてこの歌を上げている。
  • 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮  權中納言定家
■ なぜ、これにしたのか、よくわからない。
■ 白洲正子・私の百人一首、には、87寂連法師の頁に、いわゆる三夕が記されている。
■ 新古今和歌集の、361、362、363、の歌だ

さびしさはその色としもなかりけり 槙立つ山の秋の夕暮れ    寂連
心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つさわの秋の夕暮れ    西行
見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮       定家

■ そして、・・・

同じ新古今の調べでも、西行だけが孤独で、自分自身の「秋の夕暮れ」を見つめていることに注意していい。

■ と書いている。
■ 要するに、白洲正子は、このみっつの中では西行の歌を評価している。
■ 百人一首に次の「秋の夕暮」の歌がある。

村雨の露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕暮れ     寂連
淋しさに宿を立ちいでてながむればいずくも同じ秋の夕暮れ   良暹法師

■ 寂連の「秋の夕暮」の歌として、定家はこっちの方を取り上げた。
■ 白洲正子は、良暹法師に関しては・・・

特にこの歌をえらんだ頃は、新古今の調べも定着し、その先駆けをなす秀歌として賞翫されたのであろう。

■ としている。
■ 塚本が百人一首は凡作ばかりだとするのは、まあ、勝手といえば勝手だが、
■ 来ぬ人を、を置き換えてしまうと、なんの百人一首か分からない。
■ それに、定家の、花も紅葉もなかりけり、とする景色が秋の夕暮れなのだろうか、と思う。

見渡せば
花も紅葉もなかりけり 
浦の苫屋の
秋の夕暮

■ 自分が住んでいるわけでもない、漁師の住まいを遠くから見て、歌にしている。
■ 自分の「秋の夕暮」ではなく、寂連の「色としもなかりけり」を言い換えてみただけの歌で、いわば凡作だ。
■ それをなぜ塚本は定家の代表作のように「来ぬ人を」からこの歌に替えたのか。
■ 分からん。
■ ・・・
■ 芭蕉は、秋深き隣は何をする人ぞ、とした。
■ 会津八一は

かすがのに おしててるつきの ほがらかに あきのゆうべと なりにけるかも  八一

■ 今、百人一首から離れて、どんな秋の夕暮れを詠めばいいのだろうか、・・・

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にぎわいの 梅田の街に ふらり出て 疲れて帰る 秋の夕暮  遊水


■ 「空しく帰る」より「疲れて帰る」でいいか、とした。


止まり木の小鳥、と、ジョウビタキ



■ 2024-10-24
■ 今日も、ちょっと、鳥見には行けないかな、ということで、・・・

感じはこの鳥に似ている、↑

2024-10-24

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百人秀歌、と、百人一首の並びを比較する。

■ 2024-10-24
■ 先に、こんなことを書いたが、書き足しておこう。


■ 親子関係だが、・・・

小式部内侍の母は、和泉式部
権中納言定頼の父は、大納言公任

■ この二組の歌が百人秀歌では、入れ子になっている。
■ 百人一首では、なっていない。
■ これを見ると、やはり、百人秀歌の方が百人一首より後にあるように思える。
■ 定家は並びを色々変えて、歌自体ばかりでなく、作者間の関係性を物語構成にしている。

公任
  清少納言
和泉式部
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
小式部内侍
定頼


2024年10月19日土曜日

帰り来ぬ昔を今と想い寝の夢の枕に匂う橘


式子内親王 - Wikipedia 1149~1201 51歳で死去


■ 2024-10-19
■ 塚本邦雄が選んだ、式子内親王の歌は私も取り上げていたので、仲間がいたという、感じがした。
■ 試みに、google翻訳すると、・・・


■ なるほど、これなら英語圏の人にも通じるかもしれない。
■ 今から約850年前の女性の恋の歌の心は今でもよく分かるのではないだろうか。
  • 帰りこぬ昔を今とおもひ寝の夢の枕ににほふ橘   式子内親王
■ 今に、ではなく、今と、だったが、意味的には同じことだ。


2024年10月18日金曜日

今日の写真と、ムギマキのコト


■ 2024-10-18
■ 帰りがけに、ムギマキのコトを聞いた。
■ ムギマキの丘で10月14日にオスの成長を撮った人が一人いたとのこと。
■ 14日か、・・・
■ この日で、ムギマキに関する記述もしていたので、残念だった。



+


■ ムギマキは、今まで何度も撮っているので、また機会はあるだろうけれど、キビタキなどに比べると見られる時期は限られていて、数も少ない。


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■ 何度も振り返って時期の確認をしておいた方がいい。


2024-10-18  吹田市・千里南公園


2024-10-18  吹田市・千里南公園


2024-10-18  吹田市・千里南公園

モンローを 思い出させる カリヨンの音
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鐘の丘を回ってカワセミを見に行った。

2024-10-18  吹田市・千里南公園


2024-10-18  吹田市・千里南公園


2024-10-18  吹田市・千里南公園


2024-10-18  吹田市・千里南公園

塚本邦雄、と、式子内親王の歌


■ 2024-10-18
■ 塚本邦雄の新小倉百人一首を見ると、時実新子・恋歌ノートの解題にあげた歌とは違っていた。
■ 改定したようだ。
  1. 定家選  玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする     式子内親王
  2. 塚本選1 恋ひ恋ひてよし見よ世にもあるべしと言ひしもあらず君を聞くらむ
  3. 塚本選2 かへりこぬ昔を今とおもひ寢の夢の枕に匂ふたちばな
■ なるほど、なるほど、・・・
■ 私は、先に次のように書いた。

  • 099
  • あのひとと ともにつかいし このまくら かおをうずめて おもいねるかな  遊水

かへりこぬ むかしをいまと おもひねの 
ゆめのまくらに にほふたちばな // 式子親王内

  • 100
  • もしおやき こころこがして こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎろかも  遊水
 
こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎに
やくやもしおの みもこがれつつ // 藤原定家

■ 定家選の「玉の緒よ」の歌もよくないとは思わないが「命を懸けた恋」的に解釈されると、拒否したくなる。
■ 「かえりこぬ」の歌の方が素直に心を表現していると思う。
■ また、塚本は、後鳥羽院、順徳院の歌も、そして定家の歌も入れ替えている。
■ これについては頁を新たにしよう。
■ 一人一首という制約がどれを選ぶかと、よく読み理解することにつながる。
■ 例えば、この例では、
  • 塚本選1 恋ひ恋ひてよし見よ世にもあるべしと言ひしもあらず君を聞くらむ
■ 世にもあるべし、とは理屈っぽい。