■ 藤原定家選 小倉百人一首
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 式子内親王
■ 塚本邦雄選 新小倉百人一首
かへりこぬ昔を今とおもひ寢の夢の枕に匂ふたちばな 式子内親王
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮 權中納言定家
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮 權中納言定家
■ 橋本遊水選
かへりこぬ昔を今とおもひ寢の夢の枕に匂ふたちばな来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
■ 昔、定家の「来ぬ人を・・・」の歌を読んだとき、傲慢な感じがした。
■ 仮に、式子内親王が相手だとして、この歌で、あなたの気持ちを詠みました、と言えるだろうか。
■ おそらく彼女が死んだ後だから作ることができた。
■ 組み合わせを考えれば、塚本邦雄選ではありえない。なんの面白みもない。
■ 組み合わせを考えれば、塚本邦雄選ではありえない。なんの面白みもない。
■ 実際の関係性を今更言ったところで始まらないが、・・・
■ 定家の意図を考えると、・・・
■ 多くの人が、「玉の緒・・・」の歌を、誤解しているようなので、
- 定家の「ほのめかし」の効果が出なくなった
■ 橋本遊水選のようにすると、事実としての関係性はどうであろうと、明確に関係性を「ほのめかす」ことができたように思う。
■ 万葉集を素材にした形で、現実の、いわば高貴な方との関係性を「ほのめかす」ことで定家としては最高の歌にすることができたはずであった。
■ 塚本邦雄のように、小倉百人一首は幾つかを除き凡作ばかりだから、として定家の「こぬひとを・・・」の歌も、他の歌に替えてしまったのでは、百人一首、あるいは、百人秀歌というまとまった選集というか、作品の意味がなくなるように思う。
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■ 2024-11-02
■ 蛇足ながら、新古今和歌集の、・・・
1034 式子内親王 玉の緒よ・・・1757 定家・・・ 君が代にあはずば何を玉の緒の長くとまでは惜しまれじ身を
■ この二つの歌の意味をよく考えるといい。
■ 離れて置かれているので気づかない人もいるかもしれない。
■ 「玉の緒」は二人に関係している。
■ これは、以前にもどこかに書いた。
■ しかし、誰かが、玉は命だ、といったものだから、おかしくなってしまった。
■ もともと、定家の意図を十分くみ取っていれば、藤原定家選でよかった。
■ ・・・
■ コマドリは
秋より春に撮っている方が多いのは、
秋は地元で探鳥する方が多かったのかもしれない。
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どうなのか
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