■ 比較してみると、分かりやすい。
- 菅家とは菅原道真のことである。
■ と、白洲正子は最初に書いている。
■ 塚本邦雄は次の歌を上げている。
■ 定家選と並べてみよう。
24 草葉には玉と見えつつ侘人の袖のなみだの秋のしらつゆ 菅家
此のたびはぬさもとりあへず手向山紅葉のにしき神のまにまに
■ 今、北野天満宮に祭られている人・学問の神、と百人一首の歌とは必ずしも一致しない。
■ しかし、塚本の選の方が秀歌だと言えるのか、・・・
■ この歌だけからは状況がつかみにくい。
■ わたしならば、単純に
こちふかば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春をわするな
■ これでいいかなという感じがする。
■ まだ、ゆとりも感じられる。
■ 百人一首の定家選の歌は、のちの怨霊と結びつきにくい。
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