■ 暫く、百人一首から遠のいていた。
■ それは、紫式部の悩みがどんなものだったのか、ということから、源氏物語に首を突っ込んでしまったからだ。
■ まあ、いい。
■ ところで、百人一首の3番目は柿本人麻呂の歌だった。
■ 下の句を使い、別の歌を作ってみるのもいいのではないか。
■ 例えば、単身赴任のとき
- あしびきの山鳥の尾のしだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む 人麻呂
- 三年め降り積む雪に音もなし 長々し夜を独りかも寝ん 遊水
- 三年め降り積む雪に音もなし 赤いリンゴの枝に残りて
- 北国の単身赴任の窓の外 赤いリンゴの枝に残りて
■ 定家は「長々し夜をひとりかも寝む」との心境を人麻呂の歌を用いて表現したかった。
■ 人麻呂や定家ばかりでなく、現代の人々も、そんな気持ちの時があるだろう。
■ それぞれが、歌にすればいいように思う。
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