■ 芥川龍之介は、小説を書く前に書くことは決まっているので、どの部分からでも書き始めることはできる、と。
■ 短編だからだろう。
■ 長編の場合はどうだろう。
■ 源氏物語は長編だろうげれど、短編の寄せ合わせでもある。
■ どの部分から書き始めたのか、和辻哲郎は、そこに疑問持って書いている。
- 桐壺
- 帚木
■ 帚木の出だしが、桐壺の記述と合わない、と。
■ まあ、そうだろう。
■ 一応の完成を見るまでは、当然編集作業はあっただろう。
■ 並べ替えや、挿入などなかったということの方が不自然だ。
■ 当時は、現在のような印刷技術はなく、人により書き写したものだから、
■ 源氏物語は広く読まれたようだし、書いている途中でも、他の人が読んでいたようだ。
■ 一人の人が全てを短時間に書き写したと考えるより、手分けして書き写したと考えた方が現実的だ。
■ 作者が書き上げた部分を書き写し、それをまた、他の人が書き写すということが考えられる。
■ 現在のような形で完成後の作業は、一人の人が全てを書き写したとしても、写した部分を他に渡し、続きをと、何人かの人が、時間差を置いた、流れ作業が考えられる。
■ さて、
■ 光源氏の一生は、最初の人相見の言葉通りであることが分かる。
■ 先に、次の頁を書いた。
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