2023年6月17日土曜日

私だったらこう作る

■ 2023-06-16、17
■ 以前、ことのは、に次のように書いた。
  • 橋本遊水・ことのは: 百人一首と私 
  • ■ 解説だけでは、文化としては継承されない。
    ■ 理解するには、決局のところ、自分の言葉で作ることだろう。
    ■ 要するに、その歌の心を、・・・
        私だったらこう作る
    ■ 百人一首、他の歌について試みた。
■ ・・・
  • 丸谷才一・新々百人一首・はしがき
  • 「定家と義尚の選んだ二百人を敬遠することはせず、もちろん両人の取った二百人との重複は避けることにした。
■ この「もちろん」とはなんだろうと思う。
■ 重複したらいけないのか、と思ってしまう。
■ むしろ、重複した方がよかったのではないかと思う。
■ そして、百首にするなら、・・・
■ 新々百人一首でも、最後は「百」の言葉のある歌にしてもらいたかった。
■ なぜ、定家は最後に
  • ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり  順徳院
■ この歌を置いたのか、・・・
■ この歌がいいかどうかではなく
■ 「百」であり「順徳院」の父、後鳥羽院を引き出すための歌であることが重要。
■ 即ち、
  • 人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は
■ この代表作とも思えない歌を取り上げた。
■ それが定家の心情ではなかったか。
■ 私だったら、そう理解する。
■ だから、百首にこだわりたくない。
■ 向こうを張ることなどないのだ。
■ ところで、これより他に何か、いい歌はあるのだろうか、・・・
  • ながめのみしづのをだまきくりかへし昔を今の夕暮の空
■ これと思う歌もなく、
  • 千人万首 (asahi-net.or.jp)
  • 【本歌】「伊勢物語」第三十二段
  • いにしへのしづのをだまき繰りかへし昔を今になすよしもがな
  • 【参考歌】式子内親王「新古今集」
  • かへりこぬ昔を今と思ひ寝の夢の枕ににほふ橘
■ こんな記述があったので拾ってみた。


2023-06-16  吹田市・千里南公園

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